引退した牛島君と私。 (ページ25)

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烏野の日向君？は、どうやら呼ばれていないのにこの合宿に来たらしい。身長の高い眼鏡の男の子……確か月島君はすごく怒っている

日向君は穴原先生に連行されていった
たぶん怒られてるんだろうなあ。怒られるの分かってて来るなんて……
彼はある意味大物かもしれない

体育館では日向君以外の1年生たちがざわついている
いや、ざわついているというよりこれは、対抗心かな？一部の人は気のせいかメラメラと燃えているように見える。みんな烏野と戦ったところの選手だ

「ボコボコにしてやる……」

『五色君、五色君』

「え、あっハイ！」

かしこまった五色君は元気に返事をした
いつ見ても五色君は可愛い
弟に１人欲しいな、なんて思う

『日向君ってやっぱりすごいんだね』

「！！！！！全然スゴくないです！俺の方が100倍スゴいです！！！」

『うんうん、五色君もすごいもんね』

「っっっハイ、俺スゴイデス！！！」

ﾖｯｼｬｧ!!!と顔を少し赤らめながらガッツポーズをしている五色君を横目に、私は戻ってきた日向君を見た
その横には穴原先生と鷲匠監督がいる

「練習止めてスンマセンした！！！」

「烏野高校１年日向翔陽！！164㎝」

「ポジション・ボール拾い！！！宜しくお願いしァス！！！」

やっぱり彼は大物だった