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どうしてこうなった

私は牛島君からまた抱き締められている
流石に2回目ともなると慣れてくるなぁ……なんて

慣れるはずがない!!!


『ねぇほんとまって牛島君』

「……」

『流石にまた無言は泣いちゃうよ?』

「……泣くな」

『いや、冗談だよ』


1回目と違い今回は牛島君の顔が見える
また拗ねた幼い子供のような顔をしている
本人に自覚はあるか分からないが、多分ないだろうけれども
確実に女子がキュンとしそうな顔だ


『牛島君、ここ、体育館です』

「あぁ」

『みんな見てる』

「あぁ」

『離して、ほしいです』

「?なぜ敬語なんだ?」


そこは突っ込まなくていいよ
いや、ほんと、早く離して欲しい


「やっぱ牛島さんと花房さんって……」
「決勝後もそうだったし、やっぱり……」


ほら、ヒソヒソ話というには丸聞こえだけど
部員たちの勘違いが聞こえてくるよ
早く否定しないと


『違うよ、私と牛島君って本当になにも……』

「Aは俺の大切な人だ」

『違う、そうじゃない』

「そうじゃなくない」

『そうじゃなくないはないよって……』


ダメだどうしよう、また混乱してきた
牛島君と話が噛み合わない、誰か助けて


「若利く〜ん、Aちゃん困ってるじゃん」


あぁ天童君、あなたは救世主様です

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設定タグ:ハイキュー , 白鳥沢 , 牛島若利   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:迫。 | 作成日時:2018年5月19日 2時

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