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プロローグ ページ1
春の高校バレー宮城県代表決勝戦
大エース率いる白鳥沢は烏野に敗れた
誰も予想しなかったであろう大逆転劇だ
笛の合図が鳴り、ベンチへ戻ってくる選手を見て涙が溢れそうになる
まさか負けるなんて思わなかった
悔しい気持ちでいっぱいだ
けどそれ以上に、皆の方が悔しいに決まってる
マネージャーの私が泣くわけにはいかない
しっかりしなきゃ!!!
ベンチで座りながら、ぎゅっと拳を握った
監督の話が終わり皆がそれぞれ解散していく
今だにベンチを立たない私の前に
誰かが止まったのが分かった
足下を見るだけで誰なのかが分かる
強くて、とても逞しい、よく知っている足だ
私はベンチから立ち上り、下を向いていた顔を上げた
その瞬間だった
『え?』
私の視界は真っ暗になった
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作者名:迫。 | 作成日時:2018年5月19日 2時