28.怖いのに聞こえるあの声 ページ28
まって今こそ逃げるチャンスなのかもしれない
びやくの効果が切れてきている気がする
布団のシーツが擦れてもなにも感じないし
今はテヒョン先輩が先輩になにかつけていてこちらを向いていない
今しかないじゃないか完全に
そっとバレないようにいってもあれだろうから
布団のシーツを体に巻いて
心の中で深呼吸をしてベットから降りて走った
「Aちゃん！？｣
この展開前にもあったような気がする
そんなこと考えてる余裕は今はないぞ
取り敢えずドアにほうきを立てかけて止めて
急いで服をきた
ドンドンガチャガチャとこじ開けようとされる玄関のドア
けどそんなこと気にせずに急いで準備をして
ほうきをとると
勢いよく倒れてきたテヒョン先輩
痛がっている間に家を出て電話を掛けた
「ジョングク、！」
「どうしたの？」
「ちょっと、家行かせてほしい…」
後ろからテヒョン先輩が来ていないかちらちらと見ながらジョングクの家に走った
「今どこ？」
「コンビニの近く、ｯ｣
「分かった俺も迎えいくから」
「ジョングク、急いでほしいごめん｣
「分かった!!」
そう言ってブツっと切れた電話
段々と近づいてくる声と足音
息を止めてバレないように我慢して
「Aちゃんここら辺にいるんでしょ｣
テヒョン先輩のことは確かに気になり初めていたけれど今は怖い、
ただそれだけが頭の中を過る
するとジョングクの影が見えて
「ジョングクｯ!!」
バッと隠れていたところから出てジョングクに抱きついた
「Aちゃん、居た。帰ろう？ね？｣
怖くてジョングクを抱きしめるチカラを強めるとそれに気づいたのか
「お前、何したんだよ。」
「何っておかそうとしただけだけどAちゃんも俺のこと求めて気持ちよさそうにしてたし｣
「は…？お前。殺す」
ジョングクの方を見上げると本気の目をしているジョングク
「ジョングク、いいから。ジョングクのお家行きたい…」
「あ、ごめんね？もう大丈夫だよ。行こっか」
私が声をかけるとすっといつものジョングクに戻って
「Aちゃん、そいつ危ないよ？離れて…。｣
「Aちゃん、俺以外の人に近づいたり触れたらダメでしょ。お前離れろよ｣
とテヒョン先輩が追いかけてきていて
ジョングクの肩を掴んだ
「離せよ、気持ち悪い」
「Aちゃん、行かないでよ｣
あの声だ
その声に反応したけど今は振り返っちゃだめだと思ってぎゅっと目を瞑った
「Aちゃん…｣
___
@xxx__0095
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Eno.(プロフ) - 主様！面白かったです、新作も見てきますね〜〜 (2020年2月23日 13時) (
レス) id: 7a57244c2b (このIDを非表示/違反報告)
がーどれーる - 凄くいいお話ですね。展開が早くて読みやすいです！続き、頑張ってください(*^^*) (2020年2月10日 18時) (レス) id: f086d8f628 (このIDを非表示/違反報告)
れる(プロフ) - xxxさん» いえ。xxxさんのセンスだと信じて読み続けます早めのレスありがとうございますです、です。 (2020年2月10日 4時) (レス) id: 55dc449881 (このIDを非表示/違反報告)
xxx(プロフ) - れるさん» ひらがなじゃないとフラグついてしまうんですよ(；；) (2020年2月10日 3時) (レス) id: 1d4c885120 (このIDを非表示/違反報告)
れる(プロフ) - びやくがひらがななあたり大好きですこんばんは (2020年2月10日 3時) (レス) id: 55dc449881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：xxx | 作成日時：2020年1月24日 0時
