今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:6,202 hit
小｜中｜大
4番 ページ4
「団長も久しぶり」
「.......」
最奥。僅かな蝋燭の明かりを頼りに本を読む
青年
声をかけても返ってくるのは沈黙
しかしいつもの事なので誰も気にもとめない
4番、ヒソカが来ないためしばらく雑談タイムになった
久しぶりに全員集合ということで積もる話も多くある
いつしか蜘蛛たちは円を作り話に花を咲かせていた
しかしやがて話すことも無くなりそれぞれが思い思いの場所に座り時間を持て余していた
「ﾁｯ 来ねぇな」
「もうすぐ夜明けね」
「ヒソカの野郎今度あったら八つ裂きにしてやる」
一向に来ない4番に団員たちはグチグチと言い始めた
ウボォーギンに至っては殺気がだだ漏れになっている
ふと蝋燭の炎が消えた
団長は静かに本を閉じると通路へと視線を向けた
「おやおや♠物騒な話をしているね♥」
「ヒソカ！遅かったじゃないか」
闇から現れた奇術師に やっとか とため息をつく面々
そして今まで座っていた団長はゆっくりと立ち上がり一人一人の顔を眺めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠 | 作成日時：2019年10月30日 23時
