第三十四戦目 貴「残り三割」 ページ40
小十郎side〜
馬から降りて走って行ったヤツは俺達から少し離れたところで止まった。
歩みを止めただけでなく、全ての動きを止めて微動だにしない。
何を考えているのか分からず、チラリと政宗様を見るが、政宗様も分からないようで怪訝そうに眉を下げている。
しかし事が起こったのは早かった。
奴の目前まで敵勢が迫ってきた瞬間。
貴「帰れ」
声を張り上げてはいない筈なのによく通った声。
それが聞こえたと思った瞬間、奴に向かっていた人間や馬が一斉に倒れた。
奴は声を出しただけでそこから一歩も動いていないし、指の一本すら動かしていない。
もう一度政宗様を見ると目をパチクリと瞬かせていた。
多分だが・・・俺もそんな顔をしている気がする。
Aside〜
走って来ていた大群は、ほとんど地面とお友達中。
だがしかし意外に意外、距離があったからか、それとも加減し過ぎたか三割ほど残ってしまった。
うむむ・・・味方の方に行かないように加減したけど・・・もう少し強くてもよかったか？
ちなみにだが、覇気は少しも後ろに漏れていない。そこは上手く行ったと褒めてもいいだろうｗ
貴「さーて、一万の三割だから・・・三千かな？よゆーｗ」
銀「ｺｸﾘ」
貴「あ、銀もそう思うか？でもな〜、空見てみ」
綺麗な夕焼けでござるｗ
負けることは無いが日が暮れるのは勘弁。もう一度覇気を使ってもいいけども・・・実はけっこう疲れるんだよねコレｗｗ
貴「ってことでお手伝い呼んでいいかな？」
銀「ｺｸﾝ」
貴「お許し出たぜ☆」
銀からお許しを貰ったところで振り返る。
いまだぽっかーんとしていらっしゃる伊達軍の皆々様。
そんな感じだが、俺は気にせずに銀を木刀に変えながら叫ぶ。
貴「すんまっせーん！怠いんでお手伝いお願いしまーす！！」
小「と、言ってますが」
政宗「よくわかんねェが・・・テメェら！一気に片を付けるぜ！！」
「「「おぉぉぉぉぉぉぉ！！！」」」
雄叫びと共に戦闘を始める伊達軍。
相手の軍は急に仲間が大量に倒れたところでの戦闘開始。統率云々の前にパニック状態になっている。これは楽勝じゃね？
俺も軍の皆さんに混ざりながら木刀をふるう。はいはい俺様が通りますよ〜ってかｗ
そんなこんなしてると敵をなぎ倒しながら政宗さんが寄ってきた。小十郎さんも一緒である。
政宗「こりゃ相当早く終わりそうだぜ」
貴「役に立ったようで何よりｗｗ」
仕事はきっちりこなせたようです。
これで野宿回避ｗｗ
第三十五戦目 貴「逃げ足速いなｗ」→←第三十三戦目 貴「覇気って便利ｗｗ」
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いっぱんじん。 - 読み返し4回やった(´∀`*)♭ 何回読んでも変わらぬおもしろさでした！5回目いってきやす!! (2016年5月19日 13時) (
レス) id: de81c8f141 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - すごい面白いです！！何度も読み返してます。 (2015年6月21日 20時) (レス) id: 649e7906c7 (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - ウィリアムさん» 私の場合宿題の合間とか、何かしながらちまっと書いたりするのでまちまちですね。いっきに一話書くことは結構稀です。更新が早い時や何かが滾ってるときは・・・・一話あたり十五分から三十分ですかね。とりあえずまちまちですｗ (2014年12月2日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
ウィリアム(プロフ) - 作品を書いてる作者さんに、質問です!!一話書くのに、どのくらいの時間が掛かりますか? (2014年12月2日 20時) (レス) id: cd4abb9c9a (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - マリンさん» プールがあるのいいですね〜私の今の学校ないんですよｗｗ (2014年12月1日 20時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年11月16日 16時
