第漆幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 (ページ6)

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第二百九十戦目　貴「変身したった」ページ6

さて、翌日である。
解放された俺はやっとこさ人型に戻れました。
まぁいいけどね。諦めが若干混じってるのは気にしないで。

貴「さて・・・どうすっか」

風魔「・・・(ｷｮﾄﾝ」

貴「いや、次はどこにいこうかなーって」

風魔「・・・(ｼｮﾎﾞﾝ」

いや、可愛いけどさ。
俺には俺のやるべきことがあってだね・・・つーかお前も仕事あるだろ。
休みみたいですけど・・・なおさら俺の相手せずに一人でのんびりすればいいと思う。
俺の相手って疲れないか？いや、嫌味とかではなくて割と真面目に。

貴「甲斐にでも行くか」

風魔「！！？」

貴「ん？ダメか？」

風魔「！！(ｺｸｺｸ」

貴「いや・・・でも佐助に遊びに行くって前に言っちゃったし」

行かないわけにはいかない。
個人的にも武田信玄には会ってみたい。だって有名人ではないですか！！
まぁ、関わりたくはないけれども。

貴「うし、行くか！」

風魔「・・・・・(ｼｮﾎﾞﾝ」

貴「・・・小太郎さ、休みってもう少し余裕ある？」

風魔「・・・(ｺｸﾝ」

貴「なら・・・一緒に行く？小太郎が良いならだけど」

風魔「！(ｺｸﾝ」

貴「うし！」

パーティが一人増えました。
楽しい(←？)旅の始まりだ！！

貴「気合入れて出発したのはいいけどさ」

北条領と武田領はお隣さんでした。
なんだよそれ！！俺のやる気返せコラ！！
変に力抜けちゃって歩きながらそこらで買ったお団子食べる羽目だよ！つーか小太郎どこ行ったし！！あれ？・・・そういえば町に出てから姿見てない気がする。

貴「小太郎さんやーい！どこいった～？」

呼んでみると、建物のの陰から顔をひょいと出した。
ああ、なるほど。

貴「そういえばお前は忍者でしたね。んじゃとりあえず人気がないとこまではそれなんで行くわけか」

風魔「・・・(ｺｸﾝ」

と言ってもまぁ一目ちらりと見たいだけだし？
そんな長居はしませんし？
あれ・・・そういえばさ、

貴「どうやって城に侵入しろと？」

・・・・・・ぬーん。
お、いいこと思いついたぜ☆
トコトコと小太郎が居る路地裏に入っていき、へーんしん！！

貴「ｷﾞｬｳ」

風魔「！！？」

はい、この頃は不死鳥にしか変身してなかったのでこうなってみました。
どうもどうもみんな大好きガーディですぜ☆
これなら犬だし、ばれないだろうｗｗ

風魔「・・・・(ナデナデ」

貴「ｶﾞｳ」

うむ、案の定なでなでされてますけど・・・まぁいいか。
さて、潜入作戦開始でござる！！