七百八十七話目 「集合しました！」 ページ37
矢継ぎ早に会話を終了させ、さあやるかと短く息を吐いたところで、正面からばっしゃあ！と水が津波のように襲ってきた。それはモリアの背後にいたゾンビ、ひいてはモリアを飲み込む。水の音にいち早く気づいたうえ、そちらを見ていた俺は後ろの方向に駆けだそうとしていたルッチさんの腕をつかみ、もう片手で迫ってくる水を能力で氷に替え、それを壁代わりに津波を防いだ。
『あっぶねぇ……ルッチさん大丈夫ですか！？』
「あぁ、助かった」
何事だ？と壁を蹴り壊すと、伸びているモリアがまず目に入った。続いて倒れてるゾンビたちと、散り散りになってどこかへ引っ込んでいく無事であったんだろうゾンビ。
加えて、ぶっ倒れているモリアごしに見えるのは………
『ジンベエ！！くま！！』
「おお、無事じゃったな」
『くまは兎も角、なんでジンベエまで？』
「偶然、ここに向かうくまに会ってな。どうせなら一緒に話を終らせた方がおぬしが楽じゃろうと思ってのう」
で、その旨を二時間ほど前に連絡をしようとしたところ連絡がつかず(俺がビビりまくってたから)、ここについてから海兵に事情を聴いた後軍艦からも連絡を取るよう頼んだが連絡取れず(俺が叫んでたから)、探したほうが早いとなったらしい。
『いや、ホントすんません。助かりました』
「影は取り返せたかの？」
『ああ、なんか罵詈雑言浴びせてたら出てきた』
「………？」
「バカヤロウ」
ぼそっと呟いたルッチさんにジト目を送れば、事実だと返されました泣きたい。
他になにかしなかったか？と聞かれ、水で包んで鳩尾殴ったと素直に答える。すると納得したようにうなずいたジンベエ。
「モリアの作るゾンビの弱点は塩じゃ」
『塩？』
「じゃからワシの海水が効いた。塩が含まれとるからな」
『……あぁ！』
くまがコクリと頷く。すると彼の足元で伸びていたモリアが呻いた。
全員でじーっと見てれば、目を開けたモリアが状況を察したようで見事なハンズアップを披露。
「キシシ……オメェらタイミング最高だな」
「これ以上やるというのならわしとA、二人がかりで沈めさせてもらうが？」
『センゴクには報告するからなクソらっきょ』
立てやと顎で示せば、不承不承立ち上がったモリア。
恨めしそうな顔をしながら城の扉を開けた。流石の馬鹿でも、俺とCP9筆頭に七武海×2を相手取るつもりはないようだ。
モリアの後に続き、俺たちは城の中へ足を踏み入れた。
七百八十八話目 「連絡事項を述べます」→←七百八十六話目 「ストレス発散八つ当たり？」
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レン - 最後から6行目わざとなのか？ (2019年7月17日 18時) (
レス) id: dc4a31061c (このIDを非表示/違反報告)
佐原雛美 - いつも、楽しみにしてます！！突然で申し訳ないのですが、Twitterってやられてますか？ (2019年1月4日 1時) (レス) id: 0d00d7f289 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - とっても面白いです!!これからも更新頑張って下さい！待ってます。 (2019年1月1日 9時) (レス) id: 1b98bfe505 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 作戦隊長さんの優しさに甘えまたコメントを送らせていただきます！ 色気たっぷりのクロコダイルさんがめちゃくちゃ楽しそうにいじってくるのも、すっかり忘れられて不機嫌になってるルッチさんもすごく好きすぎてにやけます。これからもずっと応援してます！！ (2018年12月8日 15時) (レス) id: d52fef5ccc (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年12月5日 15時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
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