六百五十八話目 「お電話中ですよ」 ページ3
〈で、どーよそっちは〉
『どーよもなにも。ふつーに仕事だよ仕事』
〈そろそろ俺に会えなくて寂しいとかは〉
『全くない』
〈そんな喰い気味に言わなくてもいいじゃない〉
六式練習最終日から既に一週間ほど。クザンから電話がかかってきたので、渋々受話器を上げた次第。ベッドに胡坐をかいた状態で対応している。因みに相棒は机の上でおやつタイム。
CP9としてのお仕事も滞りないし、海軍にいた時のように書類漬けで休みなしなんてことは無い。任務の関係で睡眠時間が昼になったりなどはままあるが、寝れるならば問題ないです。
〈いい加減戻って来てよー、おじさん寂しくて泣いちゃうよ？〉
『勝手に泣いてろ。大体、飛ばされたのはおめーのせいだろうが。最近どうなんだよ』
〈うっ……サボりは三日に一回で我慢してる〉
『ふざけんな』
もっと優しい事言ってよーなどとのたまわるサボりバカにテキトーに返していれば、ノックなしでドアが開いた。受話器は耳に当てたままそちらを見れば、ハットリちゃんを肩に乗っけたルッチさん。ハットリちゃんはそっこー銀がいる机の上に飛んで行ったけど。
『ノックくらいしてください』
「誰だ？」
『サボり野郎です』
「ああ」
さも当たり前のように部屋に入ってきて俺の隣に腰を下ろす。入室の許可は出していないが、追い出すにも銀とハットリちゃんが楽しそうなので無理だ。だがホイホイと入ってきたことに対するリアクションは出しておきたかったのでルッチさんを軽く睨んどいた。効果ですか？あると思いますかねぇ？
〈誰か来たの？〉
『ルッチさんが無断入室してきました助けて』
〈ああ、そう。追い出しちゃえば？〉
『どうやっても無理』
〈じゃあ放っておけばいいか。でさ〜、今日センゴクのヤギがね〉
どうでもいい雑談が始まる。
海軍の近状は全くもって分からないから、どうでもいいクザンの話も興味深い。
スモーカーが珍しくミスっただの、ガープのじいちゃんが初めてのせんべい作りを試みただの、サカズキとボルサリーノが喧嘩して部屋が一室壊滅しただの。
ミホークから俺を出せという脅迫文が届いたという話はマジで笑えないが、それ以外はとても面白い。久しぶりに戻りたいなあ。
〈んでねー、海賊討伐に俺が向かう事になったんだけど〉
『えっ、お前が！？』
〈最近割と仕事してるってば〉
『はは、すまん』
「…………」
『それで、海賊討伐がどうしっていててててて！！痛い痛い！』
〈え、どうしたの？〉
唐突な激痛。
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作戦隊長(プロフ) - うみうしさん» 一年越しに気づきました。そして見事に掲載し忘れてますね………どうしましょ(´・ω・｀) (2018年11月11日 14時) (
レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
うみうし(プロフ) - 六百八十四話「え？」 (2018年11月10日 17時) (レス) id: 314bb7876c (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - まとめてコメント返し失礼致しますm(*_ _)mありがとうございます、バイトでひぃひぃ言ってるので厳しいところもありますが、できるだけ返信していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2017年9月11日 20時) (レス) id: 11460b30b2 (このIDを非表示/違反報告)
なな - あ、もちろん作戦隊長さんの作品大好きです！更新頑張ってください！ (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 作戦隊長さん、前みたいに顔文字とかを入れたらもっと面白くなるんじゃないかと思ったのですが…どうでしょうか？？( ´・ω・` ) 時間がなかったりしたらすみません (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
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