六百七十二話目 「真実はいつもいくつ？」 ページ17
サイファーポールどころかナンバーまで当ててしまうあたり恐ろしいです。
というかCP9の存在を知ってる時点でもう一般人じゃない……あ、こいつ一般人じゃねえや。なら仕方がないね。
「表向きの奴らなら顔は大体見たことがある。それがお前と一緒にいた奴は見たことすらなかったからな。おそらくCP9と踏んだが……お前もまた厄介なところに飛ばされたもんだぜ」
クロコダイルいるならもうこの場にはコナン君いらないや。名探偵に転職すればいいと思うよ。いや……こいつ絶対犯人サイドだな。だめじゃん。
にやにやしながら葉巻を吸っているクロコダイル。恐らく今更隠すのも無駄なのでもう諦めます。
『もう隠しても無駄すぎるから言うけど、配属先はCP9で大正解です』
「だろうな」
『んじゃあこっちからの質問。Youは何しにこの島へ？』
「商談だな……まあ、嫌な予感しかしねえが」
『俺も商談という言葉を聞いて思った』
どうやらクロコダイルの商談は明日の朝方らしい。俺らの暗殺遂行時間は夜中なのでずれてるっちゃずれてたが、クロコダイルの商談相手の名前を聞いて確信しました。はい、ターゲットでーす。どうやらそいつは二つの商談を明日の朝方までにこなす予定だったらしい。
『マジごめんなクロコダイル。その商談おじゃんです、俺らが殺さなきゃだから』
「利益が出なくなるのは少々痛いが……お前に喧嘩売るほど俺もバカじゃねえよ」
『ありがとう。助かるぜ』
「大したことじゃねえさ」
吸い終わった葉巻を地面に落とし、靴裏でグリッと火を消した彼。空いた右手で俺の頭を撫でるしぐさにホッとした。ご機嫌斜めという訳でもなさそうだ。
しかし思い出したようにあーと声を漏らした彼は眉間に皺を寄せた。
『どうした？』
「頼みがある」
『出来ることならどうぞ？』
「恐らく奴の小指に指輪が嵌ってると思うが……殺すついでに捨てろ」
『なんでまた』
「繋がりは消しておきたい」
指輪ポイってするだけならいいぜーと了承した。海軍大将が証拠隠蔽とか笑えないが、今は違うからいいだろう。それに、クロコダイルのところに政府の目が向かうのは少々どころかあまりにも不味い。
『美人秘書は元気？』
「頭は切れるが妙に勘もいい。メンドクセェ女だ」
『バカで鈍い俺と真逆でいい部下じゃんか。仲良くしろ』
「クハハハ、偶には顔を見せてやれ。サンデーも喜ぶだろうよ」
『言ってる事じじいみたいだぞ』
「枯らすぞ？」
冗談めかした台詞の後、二人で笑った。
六百七十三話目 「満月の夜と狼」→←六百七十一話目 「ピンク色のアホウ鳥がお喋りすぎて」
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作戦隊長(プロフ) - うみうしさん» 一年越しに気づきました。そして見事に掲載し忘れてますね………どうしましょ(´・ω・｀) (2018年11月11日 14時) (
レス) id: 9eca42e73b (このIDを非表示/違反報告)
うみうし(プロフ) - 六百八十四話「え？」 (2018年11月10日 17時) (レス) id: 314bb7876c (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - まとめてコメント返し失礼致しますm(*_ _)mありがとうございます、バイトでひぃひぃ言ってるので厳しいところもありますが、できるだけ返信していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします！ (2017年9月11日 20時) (レス) id: 11460b30b2 (このIDを非表示/違反報告)
なな - あ、もちろん作戦隊長さんの作品大好きです！更新頑張ってください！ (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 作戦隊長さん、前みたいに顔文字とかを入れたらもっと面白くなるんじゃないかと思ったのですが…どうでしょうか？？( ´・ω・` ) 時間がなかったりしたらすみません (2017年8月25日 12時) (レス) id: c3374e0373 (このIDを非表示/違反報告)
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