六百三話目 「いいよね？」 ページ45
いい加減にぶっ殺してもいいかなコイツ？いいよね？
『明日からは七武海に新人が加わりそうだなァ……これは緊急会議になるだろうから明日は本部に帰って大将のお仕事をしなきゃなァ』
「フッフッフッ、久しぶりにヤバい気がするから俺は帰るぜ。じゃァなハニー」
チュっと投げキッスを送って去って行ったドフラミンゴ。
追っかける元気はない。気に入っていた青色が緋色に変わったショックは結構きついのだ。
ため息をつけば、横のルッチさんがポンポンと俺の頭を叩いてくる。
『慰めなくていいですよ……』
「違う。いい加減に月歩に疲れた」
『乗せろってことですね』
ルッチさんがそんな優しいわけないですよね。
知ってたけど泣いていいですか？
島に戻ってきました。
乗ってきた船は沈んじゃったし。流石にエニエスロビーまでルッチさんを乗っけて飛ぶのは厳しいものがあるので、長官に事情を報告して迎えの船を要請した。
ハットリちゃんは俺が鳥に変われるという事が嬉しかったらしく、ずっとその姿でいてくれみたいな目を向けてきたがやんわりと断る。
因みに、不死鳥の姿ならハットリちゃんの声が聞こえるかと思ったが聞こえなかった。
キャンディの仕業か、元からそういう仕様なのかは知らないけどね。
『迎えの船はいつ来るんですか？』
「明日だそうだ」
『……遅くないですか？』
「知るか」
今日は野宿だと倒木に腰掛けるルッチさん。
無人島なので建物などがあるはずもなく……人工物があるとしても奴らのアジトだったところぐらいだ。どんなトラップが残ってるかわからない以上、戻るわけにもいかない。
既に夕方である。エニエスロビーではないので当然夜も来るし、そうなってしまってはいくら穏やかな島といえど冷える。明かりがないのも困るだろうし。
『ルッチさん、火でも起こします？』
「どちらでも構わん」
『じゃあ木を集めてきますね』
正直に言えば話題なしだし、無言でいるのは俺が辛い。
適当に理由をつけてその場を離れた俺は、のんびりと木の枝やらを回収した。
戻ったのは夕日が水平線に綺麗に隠れてしまう頃で、これ以上暗くなると迷子になってルッチさんどこーっていう悲しい状況になりそうだったという訳なのだが……本音を漏らす許可が出るのならば、一人が良かったなあ……なんて。
「遅い」
『すみません』
開口一番文句を言われた。
めっちゃ睨まれるというおまけつきだし……泣けるぜ。
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コリー - おい作者ぁぁ………………………… なんでこんなに面白いんですか！！！むちゃくそに面白いじゃないですか！呼び捨てにしてすみません作者様！！ 宿題進みませんよ、まったく…書いてくださってありがとうございます！生きがいです！！(・▽・)♭ (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 40d23dab50 (このIDを非表示/違反報告)
化け狸 - 十四章目……もう入るんスか早いっスねぇ( ・∇・) (2017年1月12日 19時) (レス) id: 9e16e8366e (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - もう容量MAXだと!?早いな〜 (2017年1月12日 19時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - クレアさん» さぁ〜どうでしょうｗお楽しみにです♪ (2017年1月11日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
クレア - シリアス入っちゃう？( ・ w ・ ) (2017年1月11日 6時) (レス) id: 582b981685 (このIDを非表示/違反報告)
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