五百六十二話目 「お手紙がたくさん届いています」 ページ3
帰る前に自室に寄っていくかとわけのわからない気が向いたので、寄り道。
長官には丸一日戻らないかもと伝えているので、ある程度遅くても大丈夫だろう。
道中でヴェルにあったので、一緒に向かう。
「言ってなかったですけど、姐さんへの届け物は机の上に置いてます」
『どーせ仕事の書類だろ。見なかったことにして帰るけどさ』
「どうでしょうね」
部屋に入れば確かに机上に紙が置いてった。
しかし、書類の類ではないようだ。一つを手に取れば、俺がメモ代わりに使っていた紙に、俺の文字じゃない文字が居座っている。
―――様子を見に来たが大丈夫か？何かあったら連絡しろ。 ミホーク
―――馬鹿がずっとA見たかと電話してきてうぜえから早く帰ってきやがれ。 クロコダイル
―――国王がまた遊びにこいといっとったぞ。近いうちに寄ると姫も喜ぶ。 ジンベエ
―――ハニーが足りなくて死んじまいそうだ。戻ったら連絡しろよ？ ドフラミンゴ
―――聖書、探したらお前の読めると言っていた言語もあった。置いておくぞ。 くま
隅の方には分厚い本。くまが言ってんのはおそらくこれだな。
全員、何かしら本部に用事があったついでによったと言っていたそうだ。対応はいつもヴェルがやってくれたそうで、お疲れ様です。桃色の封筒の中にはハンコックからの手紙も入っていた。どこにいるのか何をしているのかいつ遊びにくるのかといっぱい書かれてあって少し引いたが、彼女も元気そうでなによりだ。
『次来たらみんなに元気だって言っといてくれ』
「分かりました」
書置きや手紙類をまとめてファイルに入れた。
これは向こうに持って行こう。疲れた時や嫌なことがあった時でも笑顔になりそうだ。
ふふふと笑えば、ヴェルにキモイですよと言われた。泣きたくなった。
『あー、エニエスロビー戻りたくねえー』
「仕事は楽なんでしょう？」
『おっかねえのが嫌なんだってばよー』
「そんなにですか……」
背中の傷もほぼほぼ治りかけ。あと二日もすれば仕事はできるようになるだろう。
療養中はメンバーがそれなりの頻度で遊びに来てくれたが、ルッチさんは任務以降一回も会っていない。部屋から出ていないから当然っちゃ当然なのだが。
ハットリちゃんは二回ほど窓から入ってきた。銀と二羽そろってほほえましかったのがここ最近の一番の癒しである。
「クザンさんのサボり癖が治ればいいんですが……」
『三日にいっぺんレベルまで減ったからマシな方だろ』
五百六十三話目 「仕事復帰です」→←五百六十一話目 「無力な給仕」
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コリー - おい作者ぁぁ………………………… なんでこんなに面白いんですか！！！むちゃくそに面白いじゃないですか！呼び捨てにしてすみません作者様！！ 宿題進みませんよ、まったく…書いてくださってありがとうございます！生きがいです！！(・▽・)♭ (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 40d23dab50 (このIDを非表示/違反報告)
化け狸 - 十四章目……もう入るんスか早いっスねぇ( ・∇・) (2017年1月12日 19時) (レス) id: 9e16e8366e (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - もう容量MAXだと!?早いな〜 (2017年1月12日 19時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - クレアさん» さぁ〜どうでしょうｗお楽しみにです♪ (2017年1月11日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
クレア - シリアス入っちゃう？( ・ w ・ ) (2017年1月11日 6時) (レス) id: 582b981685 (このIDを非表示/違反報告)
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