四百八十六話目 貴「香水の香りはラベンダー」 ページ19
ｶﾘ「これでいいかしら？」
貴「高そうだな・・・」
ｶﾘ「そうでもないわよ」
嘘つけと言いたいけど・・・まぁいいや。
ルッチさんに嗅ぎつけられる(←文字通り)前にさっさとエスケープしなければ。
その香水はシュシュッと吹き付けるタイプだったのでカリファにかけてもらった。
この匂いは・・・ラベンダー？
ｶﾘ「こんなものかしらね」
貴「ありがとうカリファ！」
ｶﾘ「頑張ってね。何かあったらここに居るから・・・まぁ私が出歩いてたらしょうがないけど」
貴「おう！」
じゃ、頑張って逃げる！と片手を挙げて部屋を後にした。
あー、自分がむっちゃいい匂い。すごくいい匂い。
流石カリファだな。女子力が迸っていらっしゃる。
貴「さて・・・あと一時間と五十分か。先はまだまだ長いぜ」
ｶｸ「お、レン。こんな所で何しとるんじゃ？」
貴「なんだカクか」
ｶｸ「何だとは失礼じゃのう」
とか言いつつもワハハと笑っている。
ホント良い性格してるぜ全く。これなら誰にでも好かれるだろうよ。
それに比べてあの立ち悪い悪魔は・・・
貴「ルッチさん見てね？」
ｶｸ「ルッチは・・・一階でキョロキョロしておったぞ」
用事か？と聞かれて、会いたくないという願望と返答すると可哀想な目で見られた。
匿ってくれという言葉が喉まで出てきたが、ルッチさんが余計なことをカクに言ってしまった場合、ハンターが二人に増える。どう考えても無理ゲーになる。
貴「俺見たかって聞かれたら見てないって言っといてくれ」
ｶｸ「了解したわい」
バイバ〜イと別れたところでマジでどこに逃げようかと模索。
下手に動き回るのは得策ではない。匂いを消したって見つかって追っかけまわされたらどうしようもないし。
というか俺がカリファの香水を借りたという事が向こうにばれてもまずいよね？
俺の匂いではないけど、それを知ったら向こうは確実にカリファの香水の匂いを追ってくるはず。
この建物内でその匂いを纏っているのは持ち主であるカリファと何を隠そう俺だけなので、必然的にヤバイ。
貴「要するに制限時間が過ぎるまでルッチさんにはただの一回も出くわしたらいけないと・・・」
難しすぎるだろそれぇぇぇぇ！！！
どこに隠れるべき！？しばらくはルッチさんも歩き回って探すだろうけど、そのうち隠れただろうって言って隙間とかも覗きだすだろうし・・・・・ならば確実にばれないところに隠れるしかないか・・・・でもそんな所あるのか！？
四百八十七話目 貴「正義の門・・・マジか」→←四百八十五話目 貴「逃走時間は二時間」
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淋 - この時をどれ程待ちわびたことか・・(嬉泣ありがとうございます！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2016年11月29日 18時) (
レス) id: 251a646782 (このIDを非表示/違反報告)
桜音羽(おとは)(プロフ) - 更新お疲れ様です！ 結果良いほうだといいですね！ 私も就職内定もらえましたし、大丈夫ですよ！ (2016年11月20日 21時) (レス) id: ff11fad73c (このIDを非表示/違反報告)
狐笛(プロフ) - 更新待ってましたー！！作戦隊長の作品全部好きです！これからも応援してます (2016年11月20日 19時) (レス) id: 5065c368d2 (このIDを非表示/違反報告)
5OG7(プロフ) - 受験お疲れ様です(ヽ´ω`)_旦 続き楽しみにしてます。自分のペースで頑張ってください(o尸ﾞ｀・ω・´)o尸ﾞ (2016年11月20日 19時) (レス) id: c5a0fce0fe (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 次の更新も楽しみだぁ〜♪ (2016年11月20日 10時) (レス) id: e31c017b80 (このIDを非表示/違反報告)
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