四百六十四話目 貴「なんとか逃げ切りましたぜ☆」 ページ45
ドアを素早く開け、スルリと部屋に入ってから乱暴にだがドアを閉めた。
そのままカチッと鍵を閉めた。
直後ドンドンドンとドアを叩く音と共に「レン！！開けるんじゃァァ！！」という声が聞こえてきたので間一髪だったと胸をなでおろす。
貴「助かった・・・長官もお疲れ様です」
ｽﾊﾟ「死んだと思った・・・」
貴「生きてるから安心してください」
ソファに長官を座らせてから割れた窓へ。
ガッチャンと日よけを閉めてロックもかけた。
これで窓から侵入するのも防げたはず。ふぅーっと少し長めのため息をついたところでドアを叩く音が止んだ。
貴「やっと諦めたか・・・」
冷蔵庫から水を取出し二つのコップに注ぐ。
それを両手に持って長官の所へ。
貴「どうぞ」
ｽﾊﾟ「あ・・・さんきゅーな」
一気に飲み干したのを見ると相当喉が渇いてたらしい。
まぁあれだけドタバタやったらそうなるわな。長官は少しも自分で動いてないけどｗ
長官が飲み終わったコップを自分が飲み終わったコップに重ねて洗い場へと持って行き長官の向かいに座る。
ｽﾊﾟ「いやー、やっぱカクは恐ろしい」
貴「俺的には長官なんだから止めろよと終始思ってたんですけど」
ｽﾊﾟ「止められると思うか？」
貴「9じゃ無理ですね」
ｽﾊﾟ「11だって変わんねェだろ！！・・・・・って」
貴「？」
ｽﾊﾟ「さっきの動きからして到底11だとは思えないんだが・・・」
貴「・・・・・・かけっことか速いんですよ俺」
ｽﾊﾟ「いやいや、剃使ってないにしてもカクに追いつかれないとか相当だぞ。それに四階から飛ぶのだってそうだし、俺を抱えて走る時点でおかしいだろ」
多分カリファでも無理だぞとダメ押しされた。
この長官アホだと思ってたけどそうでもなかった。要するにばれそう。
貴「それはいいとして、長官どうするんですか？出れないですよ」
ｽﾊﾟ「あーッッ！！仕事できねェ！！！」
よかった話を逸らすことができた。
ホッと安心したのはいいが・・・・・・
貴「この状況ヤバイですよね」
そうである。
俺らは今部屋に籠城中。ひっくり返せば部屋から出られない。
腕時計を見るとそろそろ洗濯が終る。干しに行かねば・・・・・
貴「しょうがない・・・カクは俺が責任もって相手するか」
ｽﾊﾟ「なんかすまねェな」
貴「いや、腹くくるんで大丈夫です」
ってことで鍵を開けて長官と二人部屋を出た。
案の定カクはいた。ただしドアの横で体育座りの状態ではあるが。
四百六十五話目 貴「二度見、三度見って意外とよくやる」→←四百六十三話目 貴「階段の踊り場に・・・・」
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死火珠(しえんじゅ)本名です☆ - サーヴァンプキャラクロ『面白すぎて向き合えねぇ〜』桜夜『俺は嘘をつかない！すごい面白いから続けてくれよ！』真昼『あぁ！スッゲーおもしろかったぞ！』 (2016年12月7日 22時) (
レス) id: 3cbd9a571d (このIDを非表示/違反報告)
mikan - ONE PIECEのシリーズとっても大好きです!!!続き待ってます!!! (2016年6月7日 20時) (レス) id: 77812a13c9 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - このシリーズすっっっっごい好きです！続編楽しみにしています！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 192c3e502d (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - MEGANE7さん» ありがおうございます！！応援よろしくお願いしますね☆ (2016年1月1日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
MEGANE7 - 凄くおもしろいです！ ワンピも銀魂もBASARAもリボーンも見させていただきました！ 応援してます！ (2016年1月1日 21時) (レス) id: f7d6412459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年11月15日 19時
