四百六十三話目 貴「階段の踊り場に・・・・」 ページ44
ｽﾊﾟ「マジですまねぇ」
貴「あー、気にしなくていいですよ。洗濯終わるまで暇ですし」
只今廊下を進んでいます。
腕の中には長官が大人しくおさまってること以外はいつも通り。
しかしその長官の所がやはり違和感がすごすぎるらしく、すれ違う人があり得ないものでも見た的なそれで凝視してくる。
貴「なんか面倒事になんなきゃいいんですが・・・」
ｽﾊﾟ「ほんっとスマン！」
貴「いい加減立てそうですか？」
ｽﾊﾟ「アハハ・・・」
貴「無理みたいですね」
三階から四階へ上る階段を進んでいるとき、上から気配が。
いや、気配と言っても普通の人間なら100％分からない位である。これは意図的に消してるとみて間違いないだろう。おそらくソイツは踊り場の少し上に・・・いる。確実に隠れている。
しかし既にあと三段で踊り場という所まで来ている。多分隠れてるソイツは俺が踊り場に足を置いた瞬間・・・・・うん。言わずもがなですねｗｗ
俺は瞬時にこの建物の地図を思い浮かべる。
ここは一番右端の階段のはず。そして階段は真ん中、左端にもある。
俺の部屋は四階のどっちかというと左側。ってことは・・・うん。
既に階段は残り一段。
貴「長官、首に手ェ回してください」
ｽﾊﾟ「え？」
貴「いいから、速く」
ｽﾊﾟ「お・・・おう」
長官が首に手を回した後、足を動かす。
ラスト一段を踏んだ瞬間、カクが飛び出してきた。
ｶｸ「レン捕まえ・・・」
貴「おあいにく様〜」
先ほど置いた足で床を蹴り飛び上がる。
またまた叫ぶ長官。
だが気にすることなく宙で一回転してからスタンと三階の床に着地。
もちろん長官は落としていない。腕の中でガクブルであるが・・・・・
貴「ばいちゃ！！」
ｶｸ「え、あ！！レン、待つんじゃ！！」
そのままダッシュで左へ向かう。
後方でダンっと音がしたのできっとカクも階段から降りてきたはず。
これはマズイな。カク足速そうだし、俺は荷物持ってるしで左端までかけっこは無理だ。
真ん中からの最短距離で行くしかない。
貴「長官、落ちないで下さいよ！！」
階段を三段飛ばしで駆け上がり、四階の廊下を突っ走る。
途中で荷物が積んであるのを見つけたので、長官がしっかり捕まってるのを確認してから脇の下に通している手を一瞬だけ離し、それを崩して道を散らかした。少しは時間稼ぎになったはず。
貴「もうちょい！！」
自分の部屋まで十メートル！！
頑張れ俺ェェェェェ！！！捕まったら死ぬぞォォォ！！(←長官が)
四百六十四話目 貴「なんとか逃げ切りましたぜ☆」→←四百六十二話目 貴「かっこよく決めてみた☆」
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死火珠(しえんじゅ)本名です☆ - サーヴァンプキャラクロ『面白すぎて向き合えねぇ〜』桜夜『俺は嘘をつかない！すごい面白いから続けてくれよ！』真昼『あぁ！スッゲーおもしろかったぞ！』 (2016年12月7日 22時) (
レス) id: 3cbd9a571d (このIDを非表示/違反報告)
mikan - ONE PIECEのシリーズとっても大好きです!!!続き待ってます!!! (2016年6月7日 20時) (レス) id: 77812a13c9 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - このシリーズすっっっっごい好きです！続編楽しみにしています！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 192c3e502d (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - MEGANE7さん» ありがおうございます！！応援よろしくお願いしますね☆ (2016年1月1日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
MEGANE7 - 凄くおもしろいです！ ワンピも銀魂もBASARAもリボーンも見させていただきました！ 応援してます！ (2016年1月1日 21時) (レス) id: f7d6412459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年11月15日 19時
