四百二十八話目 貴「さぁ？」 ページ4
ドフラミンゴside〜
ﾊｻﾞﾏ「一応連れて帰る理由だけど、君のせいだから」
ド「俺？」
ﾊｻﾞﾏ「そ。せっかくいい感じにやっていけそうだったのに・・・」
ド「テメェは母親かなにかか？」
ﾊｻﾞﾏ「そんな大層なもんじゃないって。でも・・・」
一瞬苦しい顔をして柔らかく笑ったそいつ。
ﾊｻﾞﾏ「Aには・・・幸せになって欲しいんだ」
ド「・・・・・お前」
ﾊｻﾞﾏ「目の前ですべてを奪われ、人格を一部捨ててまで強くなろうとした」
ド「・・・・・」
ﾊｻﾞﾏ「本来なら他人とのかかわりで得るはずの幸福もAには与えられなかった。いつも孤独のなかで耐え続け、新しい世界でもバカみたいに強く毎日を送った」
まぁ、結局頑張りすぎたみたいだけどと零すそいつ。
苦しそうに俺を見る目は攻めているようにしか受け取れない。
ﾊｻﾞﾏ「だから俺がAが幸せになれるように・・・辛いコトがっても笑えるようにしてあげたい・・・・・絶対にそうしてやらなくちゃならない」
ﾊｻﾞﾏ「それがあの日の俺・・・・・僕の償いだから」
ド「まさか・・・」
ﾊｻﾞﾏ「俺がこんなこと言ってたなんてAには言わないでよ〜」
俺がイケメンだってばれちまうとケラケラと笑うそいつの表情は、また読めないものに変わっていた。こいつは・・・
ﾊｻﾞﾏ「あと、気づいたみたいだけど俺の正体も」
ド「テメェはそれでいいのか？」
ﾊｻﾞﾏ「あくまで俺はAの応援係。前の事をほじくられても、今は『ハザマ』として存在してるから」
じゃ、Aはもらってくよ〜と笑うそいつの腕の中にはAがいた。
今更驚かない。そんな気はしていたし、なにより相手が人間じゃない時点で無駄だ。
ただ、聞きたいことが一つだけある。
ド「Aは帰ってくるんだろうな？」
ﾊｻﾞﾏ「さぁ？そればっかりは分からないよ。Aの意志だからね」
ド「・・・・・・そうか」
ﾊｻﾞﾏ「冷たい事言うけど・・・アンタはAの過去を知ってたよね？無視なんてAには言語道断だと分かってたはずだろ？それがどんな理由であろうと」
ド「・・・・あぁ」
ﾊｻﾞﾏ「もう一回言っておくけど、Aは人間不信だ。重度で特殊な。そこを念頭に置いとかないと・・・・・・ってAがこっちに戻ってきたらの話だけどね」
じゃ、ばいば〜いと言うとスッと消えた。
瞬きの間に消えて切ったA。
お前は帰ってくるよな？
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死火珠(しえんじゅ)本名です☆ - サーヴァンプキャラクロ『面白すぎて向き合えねぇ〜』桜夜『俺は嘘をつかない！すごい面白いから続けてくれよ！』真昼『あぁ！スッゲーおもしろかったぞ！』 (2016年12月7日 22時) (
レス) id: 3cbd9a571d (このIDを非表示/違反報告)
mikan - ONE PIECEのシリーズとっても大好きです!!!続き待ってます!!! (2016年6月7日 20時) (レス) id: 77812a13c9 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん - このシリーズすっっっっごい好きです！続編楽しみにしています！ (2016年4月8日 22時) (レス) id: 192c3e502d (このIDを非表示/違反報告)
作戦隊長(プロフ) - MEGANE7さん» ありがおうございます！！応援よろしくお願いしますね☆ (2016年1月1日 21時) (レス) id: 30b6b72099 (このIDを非表示/違反報告)
MEGANE7 - 凄くおもしろいです！ ワンピも銀魂もBASARAもリボーンも見させていただきました！ 応援してます！ (2016年1月1日 21時) (レス) id: f7d6412459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年11月15日 19時
