【HUNTER×HUNTER】あの奇術師の教育者はこの俺だ！ー子育て編ー (ページ16)

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＋開発＋ページ16

結局、お昼には修行の前半を終えたヒソカ。
最後のヤツは無理だった。ヒソカが真っ青な笑顔を携えてきたときは焦ったよ。

で、今は夜。

まだ一日しか経っていないのだ。
ちなみに、ヒソカはもう寝ている。最後の修行ができたらトランプを買ってあげよう。

「俺も寝ようかなぁ～……」

「ダメですよっ、Aさん!!」

「うぉあぁぁああ!!何、マジで何なのお前!!」

いきなり窓から叫んだのはアクナだった。畜生、やっぱり消滅しろ。
窓を跨いで入ってきたアクナには、昼には無かった“足”が見えるようになっていた。

「え、ちょ、幽霊が実体化しちゃいかんだろ!!」

「だーかーらー!!私は幽霊じゃありませんってば!!」

スカートをはらいつつ、頬を膨らますアクナ。
ごめん、俺には可愛く見えない。

「Aさん、まだ念能力を決めてませんよね?わが社には“特典”があるのをご存知ですよね。その念能力に応じて、わが社がヘルプを使うのでとっとと念能力を決めちゃってください!!」

「相変わらず怪しさ満天な会社だな!!そもそも念能力のヘルプって何?!どうやってヘルプするんだよ!!」

アクナに突っ込むが、もうアクナはこっちを見ていなかった。
デジャヴだわ、マジつらいよ。

「……ある程度は決めてる。けど、実践するとなるとしんどい能力なんだよ」

「へぇ～……まぁ、興味ありませんけどね!!」

「少しは興味を持て!!あ、あと、アクナにも協力してもらうからな。さっき“凝”で見たけど、お前かなり強いだろ」

「あらぁ～、ばれちゃいました?」

なんで嬉しそうなの、こいつ。
笑顔がきもい。アクナを好きになる奴はかなりのキチガイだ。断言できる。

そうして(嫌々)アクナに協力してもらい、俺の念能力を決めることになった。