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第七章 ページ9

Aは風邪と言い張っていたが僕には風邪には見えなかった。
やはり本当にAは労咳なんだと思った。

この時代では労咳が治る方法はなく、大変重たい病気。
そんな病気にAがなってるなんてびっくりした。
そしてAがいつ死んでもおかしくないと思った。

できればAと代わってあげたい。
けど…そんなことできるなずがない。

僕は何もできない自分に腹が立った。

夕食の時間になりAを起こしに向かった。

総司「A。夕食ができたよ。」

A「・・・・・・・・・」

寝ているAに声をかけたが返事がない。

僕は恐る恐る戸を開けた。

するとAが寝ていた。
よほど爆睡しているのか全く起きる気配がなかった。

Aの寝顔はとても安らかな顔をしていた。
楽しい夢でも見ているかのように。

総司「A…そろそろ起きてくれないかな?」

A「…お兄ちゃん…。あっ、ごめんね。おこしに来てくれたのになかなか起きなくて。すっかり寝てしまってた。」

Aはようやく目を覚ました。

起きたばかりだったから目はまだそこまで覚めてない感じだった。

総司「ううん。完璧に熟睡してたから起こすの悪いかなって思ったけど…夕食ができたからね。寝ているところ起こしてごめんね。」

A「そんなことないよ。起こしに来てくれてありがとう。さてと行こうかな。」

Aと僕はみんなの所に向かった。

(ゴホッ ゴホッ)

歩いてるときにもAは咳をしていた。

風邪の咳とは違う咳だった。

総司「A…大丈夫?本当に風邪なの?」

A「うん。ただの風邪だよ。うつさないようにするから…。」

Aは風邪と言っていたが僕はやはり労咳による咳なんだと実感した。

総司「そうなんだ。別に僕は大丈夫だよ。」

A「そう言ってくれてありがとう。」

Aの労咳の事が気になっているがあえて触れなかった。

そしてみんなが待っている部屋に着いた。

近藤「おー。A大丈か?体調が悪いらしいと聞いたが。」

A「大丈夫ですよ。ただの風邪ですし。心配してくださってありがとうございます。」

近藤さんはかなり心配していた。

土方「A…お前本当に大丈夫か?咳がかなり酷いようだが。」

A「土方さんまで心配しなくて大丈夫ですよ。」

土方さんもAの咳の事が気になっていた。
土方さんはAの病気のことを知っている。

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設定タグ:薄桜鬼 , 夢小説 , 妹想い   
作品ジャンル:アニメ
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時

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