第四章 ページ6
町に出てみると、町の人たちはみんなAに話しかけていた。
町の人A「おう、Aちゃん。今日も元気かい?おや、刀をさしだしたのかい?」
A「あ・・おじさん。今日も元気ですよ。刀をさせって言われたから仕方なくさしてるだけですよ。本当は嫌だと言ったんですけどね。」
町の人たちはすぐにAの刀に気がついた。
けど・・Aに対して誰ひとり怖がらなかった。
逆にどんどん寄りついている感じに見える。
Aは小さい頃から町の人たちや隊士からも尊敬されていた。
僕たちが町を歩いていたら怖がるのに、Aが一緒だと全く怖がらない。
そして誰ひとりAを避けたりなんかもしない。
ある意味差別されてるんだけどね。
町の人B「Aちゃん・・そんな人達と一緒にいない方がいいわよ。何をするかわかったもんじゃないわ。」
A「おばさん・・そんなこと言わないでいただけますか。私の大切な仲間なんです。そして私の兄もいます。だからどうかそういうことは言わないでもらえませんか?お願いします。」
Aはその女の人に向かって頭を下げていた。
町の人B「ごめんね。Aちゃん。Aちゃんの大切な人達なのに・・・そんなこと言ってしまって。あの、本当にすみませんでした。私たちはAちゃんに助けられたんです。だからAちゃんに危険な目に合わせて欲しくなくて・・・・。」
その女の人は僕と平助に謝ってきた。
Aはすごいなと思った。
こんなにも人の心を動かせるなんて・・
平助「いや、気にしないでくれよ。全然俺たち気にしてねぇーからよ。」
町の人B「ありがとうございます。Aちゃん・・・巡察気をつけてね。」
A「はい、おばさん。みなさん。」
Aは町の人たちと別れて再び巡察に戻った。
A「ごめんね。平助、お兄ちゃん。」
平助「気にしてねぇーからよ。」
総司「そうだよ。別に僕はそんなこと言われても気にしないし。」
A「ありがとう。」
そして時間は昼になった。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時