第二十六章 ページ28
A「みんなに話したいことがあるんだ。」
Aさんは話を切り出した。
総司「どうしたの?A。」
原田「珍しいな〜Aが話したいことがあるなんて。何かあったか?」
平助「悩みがあるならいつでも言えよ!俺聞くからさ。」
沖田さん、原田さん、平助君は心配な顔をしていた。
もちろん、土方さんや斉藤さん、永倉さん、近藤さんも。
A「私ね・・実は『労咳』っていう病気なんだ。ずっと隠しててごめんなさい!土方さんと一くん、千鶴ちゃんには言ってたんだけど・・やっぱりみんなにも言わなくちゃって思って・・・。本当にごめんなさい!」
Aさんはみなさんに向かって自分の気持ちを伝えた。
総司「・・知ってたよ。僕はAが労咳だって知ってた。前、土方さんと一くんがAについて話しててその時に聞いたんだ。」
A「じゃあ・・何で今まで知らないフリしてたの?」
Aさんはとまどいながら沖田さんに聞いた。
総司「それはAのことだからどうせ僕たちに心配かけたくないから隠してるんだろうなって思ってね。それに知ってるって言ったらAは気にするでしょ。心配かけないように気を使ったりさ。だからAから話を聞くまでは知らないフリをしておこうってみんなで話してたんだ。」
沖田さんはAさんに本当のことを話した。
結局隊士のみなさんはAさんが『労咳』だと知っていたんです。
けれどAさんに気を使わせないために知っていることを隠してたらしく。
平助「けどよ、もっと早く言って欲しかったな〜。俺はAが病気であろうとなかろうといつも通り接するしさ。別に俺たちに気を使う必要ないんだぜ。辛い時は相談してくれたほうが俺たちの為にもなるしさ。」
平助君は思っていることを全てAさんに打ち明けた。
原田「そうだよな〜。なんか気を使われたら悲しいぜ。信頼されてねぇ〜みたいでよ。これからはどんどん俺たちに言ってくれて構わねぇ〜からさ。」
総司「A・・僕もそう思うよ。昔からAは僕たちに心配かけないように悩みとか隠していたけど、これからはもっと話してほしいな。辛いこととか。一人で抱え込まずにさ。それにAは僕の妹なんだからもっと兄に頼って欲しいな。」
A「みんな・・・ありがとう。辛い時はみんなに頼るね。本当に隠しててごめんね。」
Aさんは泣きながらみなさんにそう言っていました。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時