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第一章 ページ3

(お兄ちゃん!早く行こうよ。)

僕の頭の中で誰かの声が聞こえてくる。

(お兄ちゃん・・・ずっと一緒だよ。)

その言葉で僕は目を覚ました。

総司「なんだ・・・夢だったんだ。今の声は・・・Aだったような。」

Aは僕の大事な妹。
そして新選組副局長でもある。
姉さんからAのことを頼まれている。『守るようにと』
だから小さい頃から僕はAを守ってきた。
けど今から二年前―

僕はAを守ることができなかった。
命に別状はなかったが、深い傷を負ってしまった。
二年前の事件で僕は殺されそうになった。その時Aが僕をかばって・・傷を負ってしまった。
傷口は完璧にふさがったが僕は責任をそうとう感じていた。
Aを守れなかった自分に苛立っていた。
Aは『気にしないで。お兄ちゃんは悪くないよ。』と言っていたが僕は納得いかなかった。

???「・・・・ちゃん!お兄ちゃん!」

誰かに呼ばれた感じがして振り返ってみるとそこにはAが立っていた。

A「お兄ちゃん、ずっと呼んだよ。呼んだのに気づかないなんてどうかしたの?」

総司「A・・・ごめん。」

A「朝からテンション下がらないの。朝食ができたからお兄ちゃんも食べよう。みんな待ってるよ。」

総司「あっ・・うん。今行くよ。」

Aはいつもと変わらない様子だが、僕はずっと楓花の怪我の事を気にしていた。

総司「A・・・もう怪我は大丈夫なの?」

A「えっ・・ああ、足と腕の事?もう大丈夫だよ。って・・まだ気にしていたの?」

総司「うん。Aを守れなかったからね。ごめんね。」

僕はAに謝った。

A「何でお兄ちゃんはそこまで自分を責めるの?お兄ちゃんは悪くないのに。」

Aは僕をフォローしてくれた。けど、どうしても怪我の事が頭から離れなかった。

総司「ありがとう、A。もう気にしないようにするよ。」

A「うん!そうだよ、お兄ちゃん。さてと、お腹すいたよ〜。」

僕はまだ気にしていたがAに心配をかけないためにあえて『もう気にしないようにする』と嘘をついた。

総司「僕もお腹すいたな。」

そしてみんながいる部屋に向かった。

いつもの朝食の時間が待っていた。

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設定タグ:薄桜鬼 , 夢小説 , 妹想い   
作品ジャンル:アニメ
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時

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