第十四章 ページ16
総司「二年前、不定労士たちが集結して新選組の屯所を襲ってきたんだ。当然僕たちは不定労士と戦ったんだけど・・僕が殺されそうになった時にAが僕をかばってね。その時に右腕とお腹と左足を負傷してね。出血の量も多かったけど早く治療したため命にはいたらなかったんだ。」
千鶴「そうなんですか・・・でもAさんが助かってよかったですね。」
千鶴ちゃんはそう言ってくれたけど・・僕は全然よくないと思った。
総司「けどね・・Aを守るって言ったのに僕はAを守ることができなかったんだ。ずっとそのことを悔やんでる。あの時僕がもっとしっかり周りを見ておけばあんなことにはならなかったのだからね。Aは『気にしないで』って言うけど・・僕はずっときにしてきた。Aに怪我をさせてしまったこのを。」
千鶴「沖田さん・・気にしなくていいと思いますよ。Aさんは沖田さんに気にしないで欲しいんですよ。そしてもう自分自身を責めて欲しくないはずです。確かに二年前の事件は沖田さんにとっては後悔している事かもしれませんが、ずっと気にしていても何も変わらないと思います。前を向いて生きていくほうがAさんも安心すると思いますよ。」
千鶴ちゃんから言われた言葉はどれも僕の心に響いてくるものだった。
少し心が和らいでいく感じがした。
総司「ありがとう。千鶴ちゃん。そうだね。千鶴ちゃんの言うとおりだね。今更過去のことを気にしても何も変わらないもんね。だったら今の事を考えたほうがいいよね。」
千鶴「はい。そう思います。」
総司「ありがとう。ちょっと前向きになれた気がする。稽古の練習頑張ろう。」
千鶴「よかったです。稽古の練習頑張ってくださいね。」
僕はこれからは過去を振り返らず今を考えていこうって思えた。
そのためには今自分にできることをしないとね。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時