第十三章 ページ15
そのころの沖田さんはというと・・
一くんとAが巡察に行ってる間僕は一人で稽古の練習をしていた。
Aと近藤さんを守るために。
千鶴「沖田さん・・稽古の練習してるんですか?」
千鶴ちゃんが訪ねてきた。
総司「うん。いつでもAと近藤さんを守れるようにするためにね。」
千鶴「そうですか。頑張ってくださいね。」
千鶴ちゃんは応援してくれた。
千鶴「ところで・・沖田さんはAさんの事どう思ってるんですか?」
総司「えっ、どう思ってるって・・・。」
千鶴ちゃんが急に質問してきた。
総司「そりゃあ僕の大事な妹って思ってるよ。それがどうかしたの?」
千鶴「いえ、ただ聞いただけです。沖田さんAさんの事よく気にしてるから。」
総司「Aと僕には姉さんがいたんだ。けど・・ある日姉さんに婚約者ができてね。僕とAは近藤さんに預けられたんだ。まぁ、実質的に捨てられたものだけど。その時Aはまだ4歳くらいで僕は8歳くらいだったんだ。」
僕は千鶴ちゃんに昔の話をした。
千鶴「そうだったんですか。」
総司「毎日僕とAは稽古の時いじめられてたんだ。特にAの方はひどかった。けど・・僕は助けてあげれることができなくてね。それで強くなろうって思ったんだ。Aを守るために。だけど・・二年前。僕はAを守れなかった。」
千鶴「そんなことがあったんですか・・・二年前っていうとAさんが怪我をしたという話ですね。」
僕はつい、二年前の話までしていた。
総司「うん。Aから聞いた?」
千鶴「いえ。隊士のみなさんが言ってたので。」
総司「そっか。千鶴ちゃんにも言っておくよ。二年前の事件のこと。」
僕は千鶴ちゃんに話そうと決めた。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - あけましておめでとうございます。久しぶりです。終わりましたね。お疲れ様です。 (2015年1月17日 16時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん - 久しぶりに読みました。 (2014年5月31日 8時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに読みましたー (2014年2月18日 11時) (レス) id: 5ea111d694 (このIDを非表示/違反報告)
紫月 - いいですねぇ!感動しました(≧∇≦) (2014年2月18日 11時) (レス) id: c7aade7074 (このIDを非表示/違反報告)
ようこちゃん(プロフ) - 相変わらず良い話でしたーありがとうー (2013年9月1日 14時) (レス) id: a4068e100d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろ | 作成日時:2013年3月26日 12時