【薄桜鬼】妹想いの兄 (ページ14)

今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:36,811 hit

第十二章ページ14

いつも食事をする部屋に運ぶと既にみんなが集まっていた。

A「お兄ちゃんと一くんおはよう。」

総司「Aおはよう。」

斎藤「おはよう」

昨日とは全く変わって今日のAは元気だった。

斎藤「A･･今日は体調はどうだ?」

一くんがAに今日の体調を聞いていた。

A「うん。今日は全然大丈夫。」

斎藤「そうか。ならいいんだ。」

一くんはホッとしていた。

土方「今日の巡察は斎藤とAだな。斎藤、Aのことを頼んだぞ。」

斎藤「はい。わかりました。」

土方さんは一くんにAの事を頼んでいた。
Aはそのことに気づいていなかったが、僕は労咳の件だろうなと思った。

朝食が食べ終わり、Aと一くんは巡察に行った。

もちろんAは刀を持っていった。
というより持って行かされたって感じかな。

一応僕も一くんにAの事を頼んだ。

Aと一くんが帰ってくるまでの間僕は稽古でもしていようと思った。

巡察に行ったAさんと斉藤さんはというと･･･

三番組とAさんで見回りしていた。

斎藤「A･･労咳の方は大丈夫なのか?」

A「うん。今のところは大丈夫だよ。」

俺はそれを聞いて安心した。

斎藤「副長も心配していた。もし酷くなったらすぐに言え。よいな。」

A「うん。一くんもおせっかいな人だね。でもありがとう。もし悪くなったらすぐに言うから。」

斎藤「ああ。約束だぞ。」

A「うん。約束。」

Aは俺と約束してくれた。

A「それにしても今日も天気がいいし、町も平和だね。」

斎藤「ああ。そうだな。」

Aは嬉しそうに話していた。

A「ふふっ(ゴホッゴホッ)」

斎藤「A、大丈夫か?」

A「う･･ん。(ゴホッゴホッ)だいじょう･･･ぶ。」

Aは大丈夫というが明らかに前よりも酷くなっている。

A「ふ～もう大丈夫。ごめんね。心配かけて。」

斎藤「いや、それはいいのだが･･A･･酷くなってきてるんじゃないのか?」

俺はAに聞いた。

A「前よりは少し酷くなったのかもしれない。けどちょっとしたら治まるし大丈夫だよ。」

斎藤「けど無理はするな。悪くなったらすぐ休むのだぞ。」

A「うん。わかった。」

斎藤「そろそろ屯所に戻るか。」

A「そうだね。今日も平和だし。」

俺とAは屯所に戻った。