【憂国のモリアーティ】Eternal Felony.【セバスチャン・モラン】 (ページ7)

今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:3,396 hit

Three page of my history. ページ7

-----子供ウィルの口調分かんない＆大佐喋らさせないと…！-----

この人達の真意が分からない。純粋な善意なのか、否か。

『きっと、会ったことないわよね？別に、なぜ殺したのか責めるつもりはないよ、私も嫌いだから。でも、初対面で殺すとか…貴方達の真意が、分からない。』

今度は、隣に立っていた青年が話した。
「この国を正す為だ。その為に、お前達の両親を殺した。…自分で殺したかったか？」

『…いえ、別に。アイツらがちゃんと死ぬところをこの目で見れたし。地獄に逝ったなら万々歳よ。私にアイツらを殺す度胸はなかったし、助けてくれる人もいなかった。
…だから、貴方達には感謝してる。…あ、ありがとう…！』

他人に感謝するなんていつ振りだろう。

「あ、ありがとうございます…！妹達を助けてくれて…！」
「う、うん…！助けてくれて、ありがとう！」

兄と妹も礼を言う。
「そう言えば、確か今さっき君達の叔母さんが君達の身に起きてる事を知ったみたいだよ。もっと早くに気づけば良かったって言ってたよ。多分、その叔母さんが君達の事保護してくれるかもね。」

「ク、クリスタ叔母さんが…？」

クリスタ叔母さんは、私の母の妹だ。
とても優しい人で、最近まで海外に行っていた。

私達は、叔母さんに保護されるのか。
そう思うと少しは楽になったかもしれない。

でも、私は…
----------------------------------
叔母さんが私らを迎えに来た。
だが、私は行く前にやりたい事がある。

『ね、ねぇ！』

私が声をかけたのは、背を向けて立ち去ろうとしている、私達を助けてくれた少年と青年。
『貴方達はこの国を正す為に私達の両親を殺したのよね？私も協力させて！！…きっと、貴方達はこの階級制度が嫌で、この国を正そうとしているのよね？もしそうだったら私も同じ気持ちよ！

私も嫌なのよ、この階級制度が…身分が下と言うだけで善人が悪人に虐げられるのも、生まれながら体に刻まれている階級も。できる事はなんだってする…！だから、お願い！』

「…血、とか見るかもしれないよ？汚れ仕事もするかもしれないし…僕達の仲間になったら、もう引き返せないよ？それでも良いの？」

『想定内、なんだってするって言ったでしょ？構わない。』

「なら良いよ。今日から君も僕達の仲間だ。僕はウィリアム・ジェームズ・モリアーティ。こっちはセバスチャン・モラン。よろしくね、ジャンヌ。」
「…よろしく。」

「！よろしく！ウィリアム、モラン！」