２話 ページ4
この人、知ってるかも。
確か、鬼狩り様？だっけ？友達がそういう事に詳しいから。私も、鬼の存在は知ってるし。
こっちに来るとき、チラッとだけど背中に「滅」という字が見えた。
それが、鬼狩り様？の隊服だと、友達がちょっと興奮しながら言っていた。
…もうあの子には会えないのか。そう思うと涙が出てきそうだったから、腹立つほど綺麗な夜空を見上げた。
「誰だよお前…！お前には関係ないだろ！」
「何をしているか聞いただけだが…そんなに怒るということは、何か後ろめたいことでもしようとしているのか？」
そんなアタシの行動を他所に、借金取りと鬼狩り様は話していた。
この人なら、助けてくれるかも。この人の優しさが、�犖�える�瓠�
『たっ…助けて…！アタシ、この人に売られそうになってるの…！』
「なっ…！テメェ、クソガキ！！何バラしてやがる！！」
カスカスの声で助けを求めたアタシに、借金取りが怒鳴る。
「なるほど…それは助けなければいけないな！もう大丈夫だ、俺がなんとかする！」
「テメェ…何勝手なこと言ってやがる！そのガキと一緒にぶっ殺してやるよ！」
「ぶっ殺すか…そんな脅ししかできないのか？ちょっと歩けば交番がある。お前をそこに連れて行って、警官の人に捕まえてもらうことだってできるんだぞ。」
明るく喋っていた鬼狩り様が急に威圧感を出しつつ、低い声で話す。
アタシに対して言っているわけじゃないのは分かってるけど、腰が抜けそうだ…
流石に借金取りは逃げ出した。普通に殺すとか言うくせに逃げるんだ…
「すまないな、怖がらせてしまって…さっきも言った通り、もう大丈夫だ！
先程、売られそうになっていたと言っていたが…詳しく事情を聞いてもいいか？」
『あ、ありがとうございます…実は…』
父親が借金まみれだったこと、母親は出て行ったから助けてくれなかったこと、そんな借金まみれの父親が借金取りに私を売ったこと…全部、話した。
「そうだったのか…大変だったな。このまま自宅に帰すこともできないしな…お母様の居場所は分かるか？」
『いえ…母は私が寝ている間に、何も言わずに出ていってしまったので…』
「そうか…では、保護も兼ねて、交番にとりあえず行くか！孤児院を紹介してくれるかもしれない！」
孤児院…行って、里親さんを見つけて、幸せになる…それも良いな…
でも…ダメだ、アタシは。アタシは、やらなきゃいけないことがあるんだ…！
-------------------
杏寿郎様の口調分からん…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞(プロフ) - 雛鶴さん» いえいえ^_^ いくらでも派手に待ちますよ！！ (2023年4月3日 22時) (
レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
雛鶴(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます…！少しでも早く更新できるよう頑張ります！ (2023年4月3日 19時) (レス) id: 08d7fa0569 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 雛鶴さん» 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (2023年4月3日 0時) (レス) @page12 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
雛鶴(プロフ) - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» ありがとうございます、楽しみにしてくれているのに申し訳ありません…話の構成考えてるとこです！頑張ります！ (2023年3月18日 16時) (レス) id: 08d7fa0569 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 最近、更新がなくて、寂しいです…雛鶴さんのペースでいいので頑張って下さい！！ (2023年3月18日 15時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雛鶴 | 作者ホームページ：https://lit.link/HinatsuruFT4
作成日時：2021年12月23日 17時
