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「一回だけだから、な!」

そう言い、腕を引っ張られ立たせられる。

腕が細い割には意外と力が強く、あっさりと負けてしまう。

「...」

「ほいっとA!」

白がぽいっと木刀を投げる

それを右手で掴む

「...一回だけだからな」

「おうっ!」

いつものふざけた調子で白が構える

「光坊〜」

「はいはい...まったく

構え!」

一瞬で終わらせてやるよ

「...はじめっ!」

はじめの合図で地面を蹴る

瞬時に白との距離を縮める

首元を狙おうとしたが、白には予測済みで逆に首を狙おうとしてきた

とりあえず避けて距離をとる

「...ふぅ」

「一息つく程あるってことは、余裕ってことかい?」

「...そーね、アンタには負けない程には、ね」

もうそろそろ決めないとな

白との距離を詰めて、首を狙おうとする

白は予測済みらしく、その軌道は私の首を目掛けてきていた

勿論...私も予測済みだ

私は横に避けて、その腕の隙間に入り込み、心臓をひと突きできる状態をつくる

それでこの試合は終わる。

...はずだった。

それさえも白は予測済みで綺麗に避けられた。

「おっと、今のは意外と焦ったぜ」

そういう白の顔には全く焦りなどなく、いつも通りおちゃらけた顔だ

今のは決めたと思ったんだがな...避けられるとは

「...」

『じゃあ、じゃあ!...私の番だねぇ?』

「...ぁっ」

不覚だった。

一瞬で乗っ取られた!!!

最悪最悪最悪!!

早くっ!早くここから出ないとっ!!

抜け出した先に待っていたのは...






「はぁっ...はっ...」



仰向け状態になった白だった

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ラッキー刀剣男士

燭台切光忠


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ヴァレン(プロフ) - クロエさん» コメント有り難う御座います!最近体調崩し気味なんで不定期更新ですが頑張って書きます! (2016年10月9日 0時) (レス) id: e5cbd84692 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ(プロフ) - とても面白いです!続きが気になります!無理せずに更新頑張ってください!!(*´ω`*) (2016年10月3日 15時) (レス) id: 750839c7fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩音 | 作成日時:2016年9月29日 1時

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