検索窓
今日:22 hit、昨日:26 hit、合計:94,690 hit

8話、太陽のような眩しい笑顔 ページ9

「用がないなら失せろ…目障りだ」
「「す、すみませんでした…ッ!!」」


引き寄せられた腰に声にならない悲鳴を上げそうになったがグッと堪えた
頭上から地を這うように響く低い声に正直に言おう!普通にビビった
とても綺麗な90度のお辞儀をして、ガラ悪カップルは飛ぶように消えていった
なんか、一気にあのカップルがモブに見えてきたなー
っと思いながら隣を見上げれば、煙草を一服している2度目となるイケメンさんのご尊顔を直視した


「煉獄、さ…ん?」
「よもや!名前を覚えていてくれてたか!」
「うへぇ…っ眩しっ!!」
「……ここは人目につくな…一先ず車に乗るといい、送ろう!」
「ぇ?いや、…あのっ!!」


何度も貰った名刺を見てはその名を口ずさみ、コン寿朗さんを見ては頬をつねる
そんな日々を送っていた矢先に現れた本物に思わず声が漏れた
煉獄さん──そう呼べばニカッ!!と太陽のような笑顔が返ってくるものだから思わず目を閉じた
何なんだ!?この陽キャの輝きはッ!!
自分にはない輝きに目眩ましを喰らっていたら手を掴まれ、有無を言わずに乗っていた車に押し込められた
端から見たら拉致られてる


「兄貴っ!急に…ってぇえっ!?」
「おー!誰かと思えば山本くんではないか!元気に精進しているかね?」
「……くっ!その節はどーも!」


運転席から後部座席に顔を覗かせた見覚えのある茶髪こと、山本に盛大に驚かれたが
驚きたいのは此方の方だ!
まぁ、山本に関しては私は強気で居れるからな!あの恨みは忘れてねぇからなぁ!!
苦虫を噛み潰した顔をしてから渋々の挨拶を貰いニヤける顔が止まりませぬなぁ〜!
Ψ(`∀´)Ψケケケッと山本をバカにしていたら私を乗せた反対側の方から煉獄さんが車に乗り込んできた
やぁ、やぁ!誘拐犯よ!相変わらずのイケメンだな!
だけどその顔は不機嫌丸出しで、先ほどの笑顔は何処へ??
「出せ」の一言だけを発し、山本は無言で車を発進させた
暫くの沈黙にどぎまぎしたのは言うまでもなく………
私から言うことなど……あったわ!


「あの…っ先ほどは助けてくれ「何故、名刺を出さなかった?」…へ?」
「あんな餓鬼どもなんざ俺の名刺を見せればビビって逃げる……何故しなかった?」
「何故って……あんな紙切れ1枚でどうにかなる危ない物なんて持ち歩きたくないですよ!!」


いやマジでこれは本音だ
あんな紙切れでビビる用な危険な物を持ち歩く勇気なんざ私にはない

9話、…ん?なんで怒られてるの?私、→←7話、めっちゃいい匂い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
181人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2021年10月23日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。