42話、私は何も悪くない ページ43
「普段から食べてるんですか?家庭的な味…」
「俺は料理はダメでな…弟が料理上手なんだ!昔はよく食べていたんだがな…っ」
そう言って少し悲しそうな表情を浮かべた気がした
てか、料理上手な弟とか欲しいんですけど…!
煉獄さんの弟……つまり、坊っちゃん!?
え、めっちゃ気になる
「そうだ!Aは料理は出来るか?」
「…(嫌な予感)…じ、自分で食べるぐらいのレベルなら」
「そうか!なら今度、是非とも俺にも作ってくれないか?」
「嫌です!(キッパリ)」
「よもや!?何故だ!!」
「人様に食べて貰えるレベルではないからです!」
そこまで驚かれる方に驚くわ
片手を上げてキッパリ断る
私の女子力を嘗めて貰っては困る!
家族には作ったことが合ったとしても、人様…ましてや煉獄さんほどの人に私の手料理など振る舞える筈がない!!
それに料理上手の身内が居るなら尚更だ
断固として私は折れないぞ!
「…そう、か…っ」
お、折れないぞ…っ!
シュンとする煉獄さんを見ないように反対側に顔を逸らしたけど…ダメだっ!
この手には乗らんッ!!私は乗らないぞッ!
「……下手でも苦情は受け付けないし、言ったら二度と作らないっという条件なら…良いですよ?」
「本当か!?」
「……うっ、リ、リクエストとかは?…限られますが…っ」
「ふむ、そうだな」
折れた
私は悪くない
私は何も悪くない
あんなの反則だろ…っ!
普段のあの…いや、普段とか知らんけど……
本当にこの人ヤクザなの?疑いたくなるんですけど、マジで
パアッと明るくなった煉獄さんの表情に言い難いモノを感じつつリクエストを投げ掛ければ、何やら真剣に悩み始めた
181人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
棗(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:棗 | 作成日時:2021年10月23日 9時