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38話、此処でもスマートですな ページ39

「うっわぁあ…っ」


何ですかね?
高級感溢れるお店って外装が基本、黒が多くないですか?
この漂う私ではお門違いな空気は…っ!
凶悪すぎる高級感に立ち竦んで居たらグィッと腰を引き寄せられた


「少しは慣れたらどうだ?」
「は、初めては…怖いんですっ!」
「大丈夫だ…俺が付いている」


そりゃあ貴方が居れば大抵は怖いもの知らずだろうよ…いろんな意味で
煉獄さんに連れていかれるように入ったお店の中は想像以上に落ち着きのある雰囲気で、まさに高級そのもの


「お待ちしておりました煉獄様…どうぞ此方へ」


あー此処でもスマートですな
身なりがきちんとした店員さんの案内のもと、奥へ進められた


──あれ?お肉って焼き肉じゃないのか?


見渡せば大きな鉄板を囲むような半円形状の机に椅子
明らかテレビでよく見るステーキ屋さんなんですけど…
あれ、れ?てっきりテーブルに備え付けられてる網で自分たちで焼くごく普通の一般の焼き肉店をイメージしてたんですけど!!
引き攣る笑みで煉獄さんの方を見れば、視線に気づいた煉獄さんがニッコリ微笑むだけ
え?か、帰りたい…っ(6回目)


「そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ?此処は俺の知り合いの店でな…中々いい雰囲気だろう?」
「…凄く落ち着いたいいお店です…っ」


煉獄さんの知り合いのお店っと聞いて逆に緊張が増すんですが…っ
案内された少人数用の小さな4人掛けのテーブルの真ん中に座る煉獄さんに釣られてその隣に慌てて座った


「煉獄様、本日はお越しいただき誠にありがとうございます。本日ご用意させていただきましたお肉は──」


このお店のオーナーさんがお肉を調理してくれるシェフとお肉の紹介をしてくれていたが、正直何を言っているのか分からないのが本音だ
まぁ大人しく聞いていよう
なるべく、へぇー美味しそうじゃん!的な余裕のある表情で……


「クッ…A、ワインは飲めるか?」
「の、飲んだことな、いです…っ!」


なんか一瞬笑われた気がしたが……気のせい?
てか、私は常識がないと言うか…機会に恵まれてない?のか?
本当に現実離れしていて……怖い
お肉を食べるのにワインなんてそんな洒落た物は飲まない
住む世界が違うとこう言うところで直ぐ実感させられるなぁ

39話、葡萄酒→←37話、ジワジワと実感してくる特別感



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(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月23日 9時

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