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31話、つまり、帰りたい ページ32

「……帰ってもいいですか?」
「何故そうなる!?…安心しろ!帰す気など毛頭ないぞ!」
「いやいや…っ!なんで、そんなに気合い入ってるんですか?」
「何故って…君との食事を楽しみにしていたから…だな!」
「……はぅ、」


グイグイ近付いてくる煉獄さんとは反対に後ろに下がれば、手を掴まれそのままグィッと腰ごと引き寄せられた
逃がす気はないのは分かったから、近いです…っ!
端かも当然ですが、それが何か?
なんて顔で言われたらぐうの音も出ない
そのまま手を握られ案内された助手席に座るまで煉獄さんに見守られた
ここまで来て逃げれませんって!
っと目で訴えれば、にっこりと微笑まれた
静かにドアを閉められ、反対側の運転席向かう煉獄さんを黙って見た
て、手慣れてやがるぜ…っ
私なんかと違って経験人数も段違いなんだろう
いや、本当になんで私と食事したいの??


え、帰りたい…(2回目)


「……今日は部下の方は居ないんですねー」
「流石にプライベートまで部下には任せないさ」
「プライベート………プライベートッ!?」
「ははっ!どうみてもこれはプライベートだと思うんだが、違ったか?」


嫌味を込めて、運転できたんだ〜的な意味合いで聞いてみればプライベートだとよ!
一瞬、プライベートってなんだっけ?ってなった
いや、普通に考えてプライベートか
仕事で私に会う意味もないし…
あれ?益々私はなんでこの人と接点あるんだろう?になる
改めて煉獄さんの方を見れば、確かにプライベートだ
普段はガッチリとしたスーツに身を包んでる出来る男なのに、今日の服装は夏用ジャケットに黒いVネックシャツ…ぇ、エロッ!
兎に角ゴツいキラキラの時計してるし
多分ロレックスっての?それしか名前知らないけど…めっちゃ高い時計!


ぇ、帰りたいんですけど…(3回目)


「……煉獄さん、私…場違いな気がしてきたのですが…っ」
「──っというと?」
「その…っ私と煉獄さんとでは釣り合わないと言いますか…っ私なんかと一緒だと煉獄さんの迷惑になるとしか思えなくって…」


つまり、帰りたい(4回目)

32話、過小評価な生き方→←30話、オーラが強い…っ!



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(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月23日 9時

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