26話、これは噂による伝説のキ── ページ27
チュ…、チュ…ッ
「〜〜〜っ!///」
「……これぐらい恋人とやったことがあるだろう?」
「…と、当然っ!これれぐらい…っ!」
「…………生娘か、」
なんかボソッと煉獄さんが言った気がするけど、心臓の音と慣れない緊張で頭の中が真っ白になってることは言うまい
強がってはみたけど全くもって余裕がない
そもそもこの状況事態なんなんだ?
煉獄さんに弄ばれてるのは百も承知だが…
物に釣られてこの状態を許す事の失態…ッ!不甲斐なしっ!
気にせず平常心、平常しー
ベロッ
「──ッ!?」
「……むっ、少し苦いな」
「…あっ!?待って!は、早く口をゆ、ゆすいで下さいッ!保湿クリーム首にも塗ってるから…っ!ごめんなさい!」
「何故君が──「良いから早く!!」…ふむっ」
煉獄さんの、苦いっと言う一言でハッ!?とした
お風呂上がりにやった面倒な美容保湿対策
言われなくても分かる口に入れちゃイケない物
煉獄さんを引き剥がし、急いでコップに水を入れて煉獄さんに渡した
文句を言われるよりも先に急かせば渋々、口をゆすいでくれた
「大丈夫ですか?舌…ヒリヒリします?」
「問題ないが…なぜ君が俺の心配をする?一応君は被害者だと思うのだが…」
「加害者の自覚があったんですか…っはぁ、とりあえず口直しに苺をどーぞ!」
「うむ!…うまいっ!」
煉獄さんの自覚ある行動に呆れつつも、口直しの苺を煉獄さんの方に伸ばせば大きく口が開いてその中に投げ込めば、満面の笑顔が返ってきた
あのただならぬ大人の色気とこの笑顔とのギャップよ…っ
可愛いから許すがッ!
「本当に君は変わってるな…」
「えへっ、よく言われます」
「……フッ、褒めたつもりでは無かったんだがな」
「えーそれ…って──」
どういう意味ですかー?なんて、軽口を叩こうとした瞬間
頬から伝わる手の感触に瞬きを大きくして言葉が落ちた
固まる身体に自然と近づいてくる煉獄さんの動きを認知した時には
ぁ、これってまさかキ──
〜〜♪〜♪
「……な、鳴ってますよ?」
「…気にするな」
「気になったので出てください?」
「…………チッ」
はい。本物の舌打ち頂きました〜っ!
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棗(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:棗 | 作成日時:2021年10月23日 9時