組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について

１８話、貧乏舌を嘗めること無かれ ページ19

「欲しいものがないのなら食事ならどうだ？」
「んー、食事はいらないですね」
「…は？」
「あんま高い食事とか好きじゃないんですよ…っ味が分からないと言うか…貧乏舌なんで！」


絶対煉獄さんがいう食事ってレストランとか三ツ星なんちゃら〜ってのを指してる気しかしないし、マナーは勿論のこと
余りにも高すぎると緊張して美味しいかも今一分からないし
高いくせに、え？これだけ？？って思うちゃうから…
申し訳ないが楽しめる気がしない
あと、私なんかの為に煉獄さんの時間を取らせてしまうのが既にツラい
ヘラっと笑って見せれば府に落ちなさそうな表情をされた
た、確かに…ブランド物もダメ、食事も嫌だ
改めた思うとめんどくせー女だな…ははっ


「それなら欲しい物を決めて貰わなければな！」
「ぁ、えっと…っんーっと、あっ！季節の果物とか…？どうですかね？」
「…果物、か」
「最近余り食べれてないので…その、良かったら？」


再び振り出しに戻され、必死に唸りつつ考えた結果が季節の果物
正直、季節を味わいたいからせめてものの果物を…っとはいきたいが最近は値が張って余り季節を満喫出来てない
だからこの際だからお願いした
ブランド物に比べたら安いでしょう？
なんて笑顔で首を傾げたら呆れたように笑われた


「もう少し欲張りになってもバチは当たらないと思うが？」
「もう既に充分なほど欲張りさんですよ！」


そう言って当ててもらったコン寿郎フィギュアをもう、何度目か分からないほど煉獄さんに見せた
これ以上に無い程の喜びだ！
えっへん！っとドヤァッてしたら不思議そうに煉獄さんに見られた

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