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17話、面倒でごめんなさい ページ18

「…そういえば、あの時の礼がまだだったな」
「お礼?…あっ!」
「何か欲しいものはあるか?ブランド物か?それともアクセサリーか?」
「いや、ブランドも何も興味はないですね…アクセサリーはあんまりしませんし…っ」


煉獄さんに言われるまですっかり忘れていたあの日の謝罪
いや、もうコン寿郎さん当ててくれただけでもう充分なんですが…っとは言えない空気だな、これ
正直ブランド物はよく分からない
持っていてもブランド物の方が浮いちゃうから持ってても意味ないし、てかブランド物買うお金があるなら趣味に注ぎ込みたいってのが本音
アクセサリーも差ほど……あれ?女として終わってる?え??


「うーん、すまない!女は基本そう言った物が好きとしか知らないんだ!」
「確かに、基本はそうですねぇ…えっと…そうだなっ」


申し訳なさそうに謝る煉獄さんに寧ろ此方が全力で謝りたい!
普通の女性はそれで合ってるんですよ!!大丈夫です!煉獄さんは何も悪くない!悪いのは私だっ!!
うーんっと悩むが今欲しいのは時間とお金だし…っ
流石に謝罪料くださいっ!なんて言えない…
誕生日でもなければ、ましてや男の人からの贈り物なんて…その、あまり貰ったことがないから
自分で言っておいて…いやただ、ごめんなさいしてくれれば良いだけだったんだけどな
悩んでいたら勢いよく運転席のドアが開いた


「見てください!俺も試しにくじ引いてみたらラバストのコン寿郎当たりましたよ!あとマルチケース…弟の千は好きでした?」
「え?め、めっちゃ大好き…(真顔)」
「だったらあげますよ!はい」
「神様か…!ぁ、お金っ!」
「気にしなくていいですよ!くじ引けて楽しかったし!それにこれ兄貴のお金なんで」


にっこにこの笑顔で渡された推したちに震えた
神様かと思った
てか、兄貴のお金勝手に無駄遣いして良いのか?っと疑問に思い煉獄さんの方を見ようとしたと同時に頬を撫でられた


「こら…、今は俺と話していただろう?」
「ご、ごめんなさい…っ」
「…フッ、いい子だ……山本、早く出せ」
「ムグッ!?…ふぁいっ!」


………は?
こら…ってなんぞ?
思わず謝ってしまったが、その後が何だって??
いい子…?だぁあっ!??…んなの乙女ゲーでしか聞いたことねぇぞ?おい…っ!
クスリと笑った笑顔に全て持っていかれてゲシュタルト崩壊した
呑気にからあげくんを頬張ってた山本くんに間髪容れずに指示を出す煉獄さんの鬼ィイッ!!!

18話、貧乏舌を嘗めること無かれ→←16話、食べたきゃ買ってこい



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(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月23日 9時

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