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2話、不法侵入!! ページ2

「ドアぶっ壊しても良いッスかね?」
「兄貴の手を煩わせる訳にはいかねぇよ」
「よーし!数数えるからそれまでに出てこねぇーとドアぶっ壊しまーす!!」


いやいや!なに?その物騒なカウントダウンはっ!!?
「さーん!にー!」ぁ、10秒前じゃないのね……っと冷静にツッコミを入れた瞬間に凄い音と共に私の生活空間が壊されました
──解せぬ!


「…ぉ!やっぱ居るじゃーん♪」
「ぁああ、あの…っどちら様で?」
「はいはーい!そう言うの良いから…借りたもんちゃーんと返そうね?」


だから何を借りたって言うんでぃ?
しかも土足でズガズ──


「ストップッ!!!!」
ビクッ!「…ンだよ」
「分かりました…私がそちらに向かいますので、マジで土足で此処に入らないで下さい!本当にマジで!!」
「プッ!自分の状況分かってンの?おねーさん」
「てか、此処すげー!オタク部屋ってやつ?」


玄関とキッチンが繋がった空間で突然の不法侵入をしてきた893のお兄さんたち二人を全力で阻止した
今いる私の空間は宝物で溢れている
そこにおいそれと異物が入るのはごめん被りたい
ましてや土足で!!!
だが、しかし
私の必死の呼び掛けにも彼らは気にすること無く彼らは私の楽園に侵入してきた
そして、一枚の紙を目の前に突き出してきた


「はい!これ借用書!期限とっくに過ぎてるの?読める??」
「………あの、こ──!」


胸元をわざと開かせた柄シャツを着ている強面のお兄さんがニッコリと笑いながら私に借用書っと書かれた紛れもない本物の紙を渡してきた
ヤバいッ!!クレジットカードでやらかしたか?
いや、そんなことはない!
そこまで私の理性は落ちこぼれてないし身に覚えのない500万という大金
寧ろ私が欲しいわ!!!
焦る思考回路の中でふっと署名の部分に目が止まり、確認の為に顔を上げた
その瞬間
咄嗟に立ち上がり勢いのままもう一人の連れの胸ぐらを掴んでそのまま押し倒した


「ぁ、これ知ってる!今話題のコン寿郎ってや──」


ドッ


「!?」
「…お前っ!その汚ぇ手でコン寿郎さんに触れてンじゃねぇよ!?」
「…はっ、へ?」


呆気に取られて反応の取れていない茶髪の男に怒りしか込み上げてこない
人の大切な空間を土足で踏み荒らしただけでなく
コン寿郎さんのフィギュアを私の許可無く触るとか──


「ふざけんなよ?人様の物に触れて良いときは許可を取るって教えてもらわなかったのか?あ?」

3話、目の前に推しが現れました→←1話、私の楽園が踏み潰されました



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(プロフ) - さやさん» 初コメ本当にありがとうございます!これって本当に面白いのかな?って時々、不安になるのでそう言って貰えると凄く嬉しいです!読んでくれてありがとうございますッ!! (2021年11月26日 21時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 初コメント失礼します!めちゃめちゃ面白いです!!コン寿郎とか夢主ちゃんのノリとかすごく笑わせてもらいました(´▽`♡)続編の方、いまから読ませていただきます♪ (2021年11月26日 3時) (レス) @page49 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月23日 9時

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