278話、ちゃんとやりたいのに、 ページ34
少し力を緩めれば、杏寿郎さんのが抜けていく──
ぁ、きもちぃ…かもっ
ゆっくりと教え込むように再び深く入ってくる杏寿郎さんのを私は締め付けた
入ってくる度にグジュ…ッ、グジュ…ッ!て厭らしい音が耳に届く
普段なら気になって仕方がないのに、今はそんな事などどうだって良かった
熱く荒くなっていく呼吸音
出入りする熱の塊
高揚とした表情で見つめてくる杏寿郎さんの余裕の無さそうな笑みが心地よい
「……っ、A少し…速めるが……っ出来そうか?」
「ふぁ…ぅん、!がんば…るっ!」
「フッ……いい子だ…頑張ろうな?」
優しく頭を撫で、そっと額に口付けを落とされた
ふんわりと柔らかな暖かさに頬を緩む暇もなく、下から電気が走った
「ん…ッ!ぁあ…っ!ぁ、っ!」
「…っ、こら…全然、出来てないぞ?ちゃんとやれ…ッ!」
「〜〜ッ!//ぁ、いッ!」
「ハッ、!…よく締まるな…ッ」
速まる動きに着いていけることはなくただ、ひたすらにパチュン…ッパチュンッ…!っと肌のぶつかり合う音と水音
それから、熱い吐息と厭らしい声だけが漏れた
襲い掛かる刺激に着いていけなくって教えられた事はまともに出来なかった
抜ける間際にギュッと名残惜しむように締め付けてしまう──
違うのに…ちゃんとやりたい、のに…ッ!
ちゃんと出来ない私を叱り付けた杏寿郎さんは腰をグッと掴み、その勢いのまま深く入った杏寿郎さんのを私は力一杯に締め付けた
「…っあ、もっ……ぁあ、ぁ…ひぃ…ぅん、あッ」
「ん?…フッ、気持ちいいならそう言え……もっとよく…ッは、……してやるぞ?」
「っ…きもち…ぃ、っ…はッあ、ぁ…にやぁ…ッ!!」
「ふぅ─っ、1回イクか……」
「今日はたっぷり溶かしてやろうな?──A」
グリグリと私の弱い所に熱を押し付ける杏寿郎さんの動きに声は上がった
頭では何も考えれないほどバカになっている
杏寿郎さんの言葉、一つ一つが気持ち良くしてくれる魔法の言葉にしか聞こえない
包み込むように覆い被さる杏寿郎さんの首に腕を回し、耳打ちするように精一杯に吠えた
もっと、ほしい──
不適な笑みを浮かべて悪魔のような声で放った杏寿郎さんの言葉など、私には届かないほど激しい動きに身体が震えた
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棗(プロフ) - 梅好きさん» 梅好きさんんッ!!なんとお優しいお言葉…ッ!!ありがとうございますっ!頑張りますね! (2022年2月5日 12時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
梅好き - 楽しみにしています!更新ゆっくりでも楽しみが続くので♡お待ちしております! (2022年2月1日 23時) (レス) id: 52503dd19e (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 梅好き(いつも返信すみません お大事になさってください)さん» 趣味の軽〜いフワフワな気持ちで書けるのが占ツイの良い所だと思っているのでッ!!梅好きさんの変態さんを私は読みたいですッ!(大声) いや〜自分の変態ぷりにたまに我に返る時がただあるので、更新が遅くなるのが申し訳ないがッ!書きたいんで書きます!← (2022年1月31日 0時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
梅好き(いつも返信すみません お大事になさってください) - 棗さん» 私は書ききる才能がなくて本当に棗さんや作家さんを尊敬してます!5の時でしたか!読んでいてキュンとしたので棗さんの変態さんっぷりが伝わってきたのかもしれないですねぇ。ニヤニヤ 今回もたまらんですっ!癖にささる!心理描写と展開がストライクですっ! (2022年1月27日 0時) (レス) @page39 id: 52503dd19e (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 黒猫さん» んなぁあっ!!黒猫さん!分かります!分かり身蒸かし芋ですよ!←(は?) 「さん」付けの破壊力を伝えたかったんです!!いや、ただの「変態」でも私は死にますけどッ!!変態なんてッ!!(大声)ゲスンゲスンッ 共感してもらえて嬉しいです♡ (2022年1月24日 17時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:棗 | 作成日時:2022年1月2日 10時