組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について５

２２８話、ゴミの後始末 ページ33

【注意喚起】

此処から先、痛い&少し生々しい表現が多くなります。
道徳や法律などは余り深くは考えていません。
考えたら負けなので、負けないで下さい！

苦手な方は無理してください。(おいっ)


























煉獄〜視点〜












「………山本、これは一体なんのマネだ？」
「──ッ！！大変ッ申し訳ありませんッ！！！」


地下室に着いて真っ先に出迎えたのは山本の土下座だった

大体の予想は付いてはいたが──

俺は腰を降ろし、山本の頭を撫でるように鷲掴みした


「謝罪はいい…言いワケを聞こうじゃねぇか……で？どうした？」
「んぐぐ…っ！あ、兄貴の言い付け通り…っ俺なりに頑張ってみたんですが──」


「俺の力不足で死なせて…しまいました……ッ！」


視線を地下室の奥へ向ければ、確かにゴミ女らしき女が床に寝そべっていた


命令を背いた事を気にしているのか


小刻みに震える山本の姿に呆れて数度、頭を叩いて顔を上げさせた


「……お前には“ まだ “綺麗で居てほしかっただけだ…そう気にするな」
「！ で、でも…っ」
「──お前に手を出したらAに嫌われてしまうからな…今回はコレで赦してやる」


そう山本の耳元で小声で言い、俺は嫌味を込めて山本の額を思いっきりド突いてやった
額を両手で押さえて床に転がり回る山本を無視して俺はゴミ女の方へ足を向けた


「…ふむ、まぁ…悪くねぇか──さっさとゴミを片付けろ」
「「はい！」」


日頃コイツらがこのゴミ女にどんな待遇を受けてきたかは薄々知っていた
度を越えない限りは黙認していた

よもや、此処まで原形が歪むほど鬱憤が溜まっていたとは…

正直、山本だけでなく若い連中みなに殺らしてやりたかったのが本音だ
こういった機会でもない限り上の者の女には頭が上がらないのが絶対的ルールだからな


どう殺ろうかと思っていたが──
手間が省けたな


革靴でピクリとも動かなくなったゴミ女の顔を突っついては、山本なりのやり方に納得させるように呑み込ませ
待機していた他の連中にゴミを片付けさせた



「──さて、っと…随分と待たせて悪かったな！」






「お前をどうやって嬲り殺してやろうか…、ずっと考えていたんだぞ？」

２２９話、本性→←２２７話、惚れ惚れする程の色気

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す