172話、獲物を狩る眼 ページ26
じゃなくって!!
両手首を煉獄さんの両手で押さえ込まれ、私の足は開いたまま
足の間に入っている煉獄さん
自然と向かう先は煉獄さんの熱の塊であって──
これじゃあまるで本当に……っ
恥ずかしさの余り目を泳がすことしか出来なかった
「ぃ、嫌なことはしないって……っ」
「本当に嫌、か?」
「…っ!その聞き方はズルい、ですよ…っ」
嫌だって言ったって本当に聞き入れてくれないくせに…っ
息を荒くし、優しく動く熱に反射で閉じそうになる足
それでも煉獄さんが間にいるせいで閉じることが出来ない
「…っ…、んっ!ぁ…、だめ…そ、こやぁ…っ//」
「ん?…此処か?」
「やッ!違…っあ!そこ…っ!触っちゃ、やだっ!」
「っ、…すまない、なんせ見えないからな」
絶対わざとだ…っ!
わざとズラしては私の反応を楽しんでる顔だ
その証拠に顔が緩んでるからなぁ!!?
少し冷静になれば文句も言えるが、お互いに息を切らせ理性もギリギリだった
煉獄さんは知らんが私は限界だ
「A、背中を向いてくれ」
「ん、?……こう?」
「…これなら俺が目を開けても問題ないだろう?」
「……確かに」
言われた通りにうつ伏せになれば、確かに裸は見られる事はない
納得してしまったことが解せぬ!
ぐぬぬっ!と何とも言えない感情に腹を立て枕に踞った
スッ
「少しローブを捲るが良いか?」
「…ぇ、…ぁ、〜〜ッ!はい……っ//」
「……どうした?」
「何デモナイデス。。。」
邪魔にならないようにバスローブを捲る煉獄さん表情をチラリと盗み見たのがイケなかった
゛ アレ ゛はけして見てはイケない
──獲物を狩る眼だった。
マジでそんな表情があることにも驚いたし、私がそれほど美味しそうに見えてる?ことにビビる
美味しく無いですよー
見てはイケないモノを見てしまい急いで枕に顔を埋め直した
「……っ!」
「もう少し足を閉じて…そう、いい子だ」
「〜〜ッ!!!?」
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棗(プロフ) - クロさん» そんな!?勿体ないお言葉…ッ!凄く嬉しいです!これから…だなんて、えへへ〜っ!すみません。ご期待に応えれる作品であれば幸いなのですが、これからもヲタクライフ強火で書ければ…!っと思っておりますので、少しでも楽しんで貰えるよう頑張ります! (2021年12月7日 0時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ナキサさん» ナキサさんっ!!ありがとうございますっ!ナキサさんにそう言って貰えると嬉しいです!!応援もありがとうございますっ!日々、頑張っていきますっ! (2021年12月7日 0時) (レス) @page46 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - 私のお気に入りの作品の中で、一番好きな作品です。棗様、いつも楽しいお話をありがとうございます!若様とヲタクな夢主ちゃんのこれからを想像しながら毎日更新されるのを楽しみにしています。これからも頑張ってください! (2021年12月6日 8時) (レス) @page39 id: 6871d01b79 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - イケメンな若様、最高ですね〜!夢主ちゃんとの関係値が好きです。応援してます! (2021年12月6日 1時) (レス) @page39 id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 梅好きさん» 梅好きさん嬉しい言葉をありがとうございます!優しい世界に泣きそうです!とりあえず、ティッシュをどうぞ…!とても恥ずかしい気持ちで一杯なのですが、そう言って貰えると本当に励みになります!これからも頑張りますで引き続きティッシュ片手に宜しくお願いします! (2021年12月4日 6時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:棗 | 作成日時:2021年11月28日 1時