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103話、心臓に悪い ページ6

ご飯も食べ終わり、食休みがてら皿洗いをすることにした


思ってた以上に喜んで貰えて良かった〜!


なんて内心ニヤけそうになるのをグッと堪えていたら突然、後ろから伝わってくる温もりといい匂いに泡の付いたスポンジと皿を持つ手が止まった


「……どうかしましたか?」
「寂しくなったから構って貰いにきた!」
「…もうすぐで終わりますよ〜」
「むっ!初々しい反応が薄くなってないか?」


口を曲げてるであろうことが容易に想像が付いてしまって、笑いそうになった


初々しい反応って…っ
確実にからかっての行動か、


腰の方で両手を組むように抱き締め、顔は肩に乗せて密着した状態で冷静でいられるハズが無いだろうよ…っ
それでも、煉獄さんだから──なんて理由で納得するしかない


「…物凄くドキドキしてますよ?」
「……フフッ、伝わってる」
「〜〜っ!こ、これが終わったらケーキ出しますから!大人しく待ってて下さいッ!」


顔を首筋に擦り付ける煉獄さんの行動に心臓は悲鳴を上げる
ただでさえ、いい匂いでクラクラするのに…これは地獄だ!
遠回しに離れてくれ!っと懇願してみれば、リップ音付きで首筋にキスをされ「…早くきてくれ」なんて爆弾を投下して離れてくれた


マジで心臓に悪い…っ!


雑念を祓うように黙々と皿洗いに集中した


「お待たせしました!…って凄い嬉しそうですね」
「Aの喜ぶ顔が早く見たいからな!」


ほぅ…!やけに自信満々ではないか!
並大抵のケーキでは私は──喜ぶが…っ!
甘いものは正義だからね!
ケーキの入った箱と皿、それからフォークを持って部屋に戻れば
早くしろ!っと言わんばかりのキラキラ輝く視線に咳払いしつつ
いざ!


「…ぉおおっ!タルト!チョコにモンブラン……プリンッ!!」
「有名なパティシエが作った評判の良い店だからどれも美味いぞ!」
「ふぉおおっ!!」


煉獄さんの言う美味い!は、もう信じてるんで!!私、信じてるんでッ!!
フルーツが沢山乗ったタルトはキラキラしてて、美味しそうだし
モンブランに…生チョコだろ?これ、絶対うまいやつ!
ケーキ屋さんのプリンって濃厚で絶対美味い
こう言う店こそ美味い!
緩みに緩みきった笑みを隠すのを忘れるほどニヤけた

104話、神の食べ物→←102話、本気で怒るレベル



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(プロフ) - さやさん» さやさん!ありがとうございます!んんッ!夜更かしはお肌の敵ですよ!(人の事言えない)キュンキュンして貰えて嬉しいです!じっくり読んで貰えて恐縮です。ご期待に添えれるよう頑張っていきますので、応援凄く励みになりますッ!! (2021年11月26日 22時) (レス) @page41 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1にコメさせていただいた者です!笑いながらキュンキュンしてじっくり読み進めていたらこんな時間に!( ; ・`д・´)やっぱりめっちゃ面白いです!煉獄さんのモード切り替えが(*´Д`)お気に入り登録させていただいたので、これからも応援させてください(*´ω`*) (2021年11月26日 5時) (レス) @page41 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月21日 22時

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