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146話、力を貸すぜ相棒ッ!! ページ49

「ぁ、Aさーん!此処に居……?なんで濡れ、て……テメェかッ!?」
「痛ッ!ちょ…っ!あんた下っ端の分際で誰に手を上げようとしてるのか分かってるの!?」
「私の彼氏にも言い付けるわよ!?」
「………ッ!!んなの知るかよ!!お前らこそ誰に手を上げたか分かってんのかぁあ゛゛っ!?」


クソ女どもより後ろの方で山本くんの声が聞こえ視線を向ければ少し先に手を振る山本くんはっけーん!
最初は今起きてる状況の整理に時間が掛かったが、ことの問題を理解した瞬間
今までの優しい彼とは思えないほどドスの効いた声を発し、加害者である優香里さんに掴み掛かっていた
今にも殴りそうな、そんな勢いに私は慌てて彼に抱き付き全力で止めた


「山さん!山さん!落ち着こう!…ね?こんなヤツに手を上げるのは男として…いや、山さんの品が落ちちゃうって!」
「Aさん……」
「私ならだいじょーぶ!」
「……っ!あんたら覚えてなさいよッ!生きてること後悔させてやるんだからッ!!」
「優香里、彩華!早く行こうっ!」


半泣きになりながら負け犬の遠吠えってヤツを吐き捨ててさっさと尻尾を巻いて逃げていったクソどもの姿と言ったら……少しはスッキリした
私は特に何もしてないが、ドヤった!ドャァアッ


「……あいつら終わったな」
「おー!その台詞主人公の親友ポジが言いそう!」
「……はぁ…、Aさんはもう少し危機感を持ってくださいよ…っ本当に!」


ギュッと両肩を掴まれて力強く言われた山本くんの言葉に、今は冗談を言ってる空気ではなかったらしい
私より泣きそうな山本くんの頭を撫でようとしたけど、手も一緒に濡れていたので
ギリギリ濡れていない部分で一度拭ってから再度、山本くんの頭を撫でたら呆れられたように笑われた


「いやはや、あの時の山本くんかっこ良かったですぞー!」
「………」
「既読スルー良くない!」
「……俺、無事に生きていけますかね…っ!」
「あっ!あーっ!?あんなに男らしかったのに今は影もねぇ!?」


キノコ栽培も出来そうなほどの落ち込み具合に同情した
あんなにかっこ良かったのに……いや、分かるよ
啖呵切っちゃったもんね
両手で顔を覆って本気で明日の自分を心配する姿にとりあえず、私は彼の肩を叩いた


「もしもの時は俺を頼りな!力を貸すぜ相棒…ッ!!」


まぁ、最悪ダメだったとしても最強の味方である若様がいるからな! ( 人任せ )
煉獄さんに言えば少しは大丈夫だろう!

この小説の続きへ→←145話、ゴリラで上等だぁあっ!?



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(プロフ) - さやさん» さやさん!ありがとうございます!んんッ!夜更かしはお肌の敵ですよ!(人の事言えない)キュンキュンして貰えて嬉しいです!じっくり読んで貰えて恐縮です。ご期待に添えれるよう頑張っていきますので、応援凄く励みになりますッ!! (2021年11月26日 22時) (レス) @page41 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1にコメさせていただいた者です!笑いながらキュンキュンしてじっくり読み進めていたらこんな時間に!( ; ・`д・´)やっぱりめっちゃ面白いです!煉獄さんのモード切り替えが(*´Д`)お気に入り登録させていただいたので、これからも応援させてください(*´ω`*) (2021年11月26日 5時) (レス) @page41 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月21日 22時

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