１２４話、ビールは苦手です ページ27
「A！ビールは飲めるだろうか！？」
「ビールはちょっと苦手で…ジュースかお茶だと有り難い…です！」
「…どうぞ」
「ぁあありがとうございますッ！！」
ビールは如何せん苦くてまだまだその味を楽しめないでいる
ジュースかお茶っと言った瞬間
直ぐ様、顔に傷の付いた怖そうなお兄さんにお茶を渡された
思わずビクッとしてしまったが、失礼極まりなくてごめんなさい
深々とお辞儀をすれば、にっこりと笑みを浮かべて下がっていったお兄さん
お？案外優しい人か？←チョロい
「──みな飲み物は各自行き渡ったな！今日は長話をダラダラとする気はないッ！多いに楽しんでくれ！！──…Aも何か一言言ってはくれないか？みなも喜ぶのだが…」
「………えっと、」
何を言っていんだ？このイケメンは……？
錆び付いた首をｸﾞｷﾞｷﾞｷﾞｯと後ろに向ければ、今か今かと待ちわびるキラキラ視線に勢いよく前を向いた
バ、バキャローッ！！！私はだなぁ！！人見知りなんだよ！！陰キャなんだよ！！！こんな大勢の前で何を言えば良いんだよ！！！このヤローッ！！！
ｼﾞｭｰｼﾞｭｰお肉の焼ける匂いが漂う
まて、このままだとお肉が焦げる！！
長引かせればそれだけみんなに迷惑だ！！
よし、煉獄さんには後で一発殴らせて貰うか！
ｺﾞﾎﾝｯ！
「えーっと、きょ…今日はお招き頂きまして、その…ありがとうございます！みなさんとお肉食べれるの楽しみにしてました！…から、えっと宜しくお願いしま…す？？」
「「「宜しくお願いしますッ！！！」」」
「はぅ…っ！」
ｸｯ「では、乾杯だッ！！！！」
煉獄さんの音頭をとる掛け声で一斉にお酒を煽る皆を見ながら一口お茶を飲んだ
そう言えば、山さん居ないな…
キョロキョロと辺りを見渡すも、それらしき人物は見当たらず…
「Aどうした！？肉が焦げてしまうぞ！」
「ぁ、ありがとうございます…っ！うまぁ〜っ！！」
「そうだろう！？沢山食べると良い！」
ガバガバと紙皿に美味しそうに焼かれたお肉を乗っけていく煉獄さんに慌てて私はお肉を食べた
口一杯に広がる肉汁とほのかに残る焦げのほろ苦さ
実に美味ッ！！
こんなお肉を食べたことがない…っ！生きてて良かった
ジーンっとお肉の美味しさに感動していればジャンジャンと紙皿一杯に乗せられるお肉の量に困った
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棗(プロフ) - さやさん» さやさん！ありがとうございます！んんッ！夜更かしはお肌の敵ですよ！(人の事言えない)キュンキュンして貰えて嬉しいです！じっくり読んで貰えて恐縮です。ご期待に添えれるよう頑張っていきますので、応援凄く励みになりますッ！！ (2021年11月26日 22時) (
レス) @page41 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1にコメさせていただいた者です！笑いながらキュンキュンしてじっくり読み進めていたらこんな時間に！( ; ･`д･´)やっぱりめっちゃ面白いです！煉獄さんのモード切り替えが(*´Д｀)お気に入り登録させていただいたので、これからも応援させてください(*´ω｀*) (2021年11月26日 5時) (レス) @page41 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2021年11月21日 22時
