51話、ロックと煙草とイケメン! ページ3
「では、撮りますよー」
「どうせなら乾杯でもするか?」
「わぁ!それは素敵ですね!」
先程はワイングラスだったから出来なかったが、今はただのグラス
カランッ
っと、グラス同士が当たり氷も綺麗に音を立てた
何だが少し照れくさい気持ちで一杯だけど、凄く嬉しいな…っ
乾杯ついでに一口お酒を口に運べば何とも飲みやすい美味しい味だ
本当にお酒かと疑うほどに…まるでジュースと対して変わらない安心感に少しだけ落ち着いた
「ふふ…っありがとうございます!大切な思い出にしますね」
「あぁ、」
忘れないうちにSDカードに保存保存
ガガガッ!っと煉獄さんとは反対向きで全力で携帯を操作した
無事に任務を終えた頃にスンっと何食わぬ顔で煉獄さんの方を向けば、お酒をなんとも優雅に飲んでいた
そう言えば、ロックで飲んでるんだよね?あの有名なバーボンを…っ! (某名探偵で有名な)
ロックグラスが此処まで似合う人が居るのか?いや、居ないね…うん!
「あれ?煉獄さん…煙草吸わないんですか?」
「ん?あぁ…そうだな、煙草が嫌いな人の前では基本吸わないようにしてるんだ…特にプライベートではな」
「へぇーー、え?」
いつも会うたびに吸ってるイメージがあった記憶しかないけど…
私、嫌いだなんて言ったけ??
身体には良くないっとは言ったような、言ってないようなー?
んーんー?
まぁ、煙草の臭いは嫌いだけどな!
もう、この際どうでもいいや!
「煉獄さん!煉獄さん!」
「フッ…どうした?」
「煙草、吸ってください!」
「嫌いなんだろう?」
「臭いは確かに嫌いだけど…ロックで飲んでる人と煙草ってカッコいいから…煉獄さんで見てみたいんです…っ!」
「……ほぅ」
いや、これは共感してくれる人は多いハズ!
ロックで飲む人だけでもカッコいいのに、それに加えて煙草のコンビネーション!
決め手はイケメンのスパイス!!
煉獄さんの手は大きいから期待値も高まる高まる
キラキラの熱い視線を送ればバッチリ期待に応えてくれた兄貴ッ!!流石ですッ!!
これまた高級そうな小さな黒いカバンから取り出されたいつもの銘柄
ふぅーーっ
「…これで良いか?」
「んふふっ!もう一つお願いがありまして…えへへっ」
「フッ……楽しそうだな…俺に出来ることなら良いぞ?」
「煉獄さんにしか出来ないことですよ」
「?」
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作者名:棗 | 作成日時:2021年11月5日 0時