組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について２ (ページ2)

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５０話、褒め上手ですなぁ！ページ2

「お待たせ致しました。此方、テキーラ・サンライズです」
「！可愛い…っ！」
「オレンジは初めて記念にサービスです」

パッと見はオレンジジュース？っと言われても可笑しくないぐらいの綺麗なオレンジ色で、底か少し濃いめになっているのが既に可愛い
トッピングにガラス口にカットされたオレンジを添えられていて、とてもお洒落だった

「れ、煉獄さん！写真撮っても良いですか？」
「別に構わないが…撮るのが好きなのか？」
「撮るのは好きですよ？思い出にもなるし…」

撮るのは好きだけど、撮られるのは余り好きではない
ｶｼｬｶｼｬ…色んな角度である程度撮り終わり、思い出完了──！
ムフフッ！これを飲めば私はまた一歩、大人の階段の～ぼる～！

「折角ですし、お客様もご一緒にお撮りしましょうか？」
「…はい？いやいや！大丈夫ですっ！」
「そうですか…、こんなにもお美しいのに勿体ないですね」
「……およ？じゃ、じゃあ…１枚だけお願いしま…すッ！」

美しいだと……！？
何と言う褒め上手ですなぁ！？
まぁ、普段なら絶対に着れない綺麗なワンピースを着てるワケで…
確かに勿体ない──
それに今は気分が良いから…
ちょっと照れつつバーテンダーさんに携帯を預けた
そしたら左側から呆れたタメ息が聞こえた

「はぁ、…君は押しに弱いタイプなのか？」
「…え？えー、そうですか？ぁ、どうせなら煉獄さんも一緒に１枚どうですか？記念に残したいです！」
「……」
「ぁ、ダメ…でしたか？」

押しに弱い…っと聞かれればまぁ、弱い方ではあるが
少なくとも押してくる煉獄さんには呆れられたくはない！
適当に流して、煉獄さんも一枚どうです？
なんて勢いで聞いてみたら少しの間が出来たことにちょっぴりｼｭﾝとなった
まぁ、イケメンさんだもんね…っ
しゃーない、っと落ち込んでいたが──

「いや、…そうだな、記念すべき日だからな！」
「やったー！」

前向きな返答を貰って普通に喜んだ
いつでも煉獄さんを見れる！！
……ん？見れる？？