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412話、無関心 ページ24

「………そろそろ終わりましたかね?」
「一応、もう少し経ってから行きましょうか!」
「…ははっ」



てんこ盛りにペチペチと、ご飯をどんぶりに
なるべくゆっくりと盛り付けた


まぁ、そんな時間稼ぎにも限界がありまして──


お米2合分は盛り付けたんじゃないかと思いたくない現実に向き合った所です



「──失礼だと思うんですが、怖いとは…思わないんですか?」
「…え?……まぁ、怖いとは思いますが…大事な事だからこそ怒ってるんだって思ってるんで…はい!」



──怖い。


確かに怖いとは思っている
だけど、私だって大切な人や好きなモノを侮辱されたら怒る
やり方はどうであれ杏寿郎さんのやっている行いには飲み込んでいるつもりだ


正直な所、私に関することで少し過剰な気もしなくもないが…
私だってコン寿郎さんを侮辱されたら黙っている自信はないから余り人の事は言えない


寧ろ、コン寿郎さんを侮辱する要素が何処にあるのか?小一時間ほど責めたいぐらいだ!


芸術的なてんこ盛りに拍手したくなった所で持ち上げた瞬間のずっしりとした重みに笑みが引きずった
ソレを見かねたお兄さんが「途中まで持っていきますよ」っとトレーごと受け取られ、有難いお言葉に甘えた



「Aさんのお陰で若が変わられて俺としてはとても嬉しい限りなんですけどね」
「? それよく聞くんですけど…どの辺りが変わったんですか?」
「そうですね…昔の若は簡単に言ってしまえば俺たちに無関心と言うか……どうなっても良いみたいな?ぁ、変な意味ではなく!




「余程の事でない限り黙認していたんですよ」



山さんも良く若様は変わったって言うが、出会ってからの若様しか知らない私からしてみれば昔の若様は勿論知らない


笑顔満点のお日様のような笑顔ですら昔は無かった──。


なんて、びっくりするぐらい信じられないからだ



「地盤が固まってきた頃からは少しずつ寄り添ってくれるようになったんですがね…若も突然、組の全てを任されて……いえッ!何でも無いですッ!!」
「……大丈夫ですよ〜」



シュンと落ち込んだように話したかと思えば、口を滑らせてしまったっとばかりに慌て始めたモノだから当たり障りのない笑顔で受け流した











これは知らぬ、存ぜぬってヤツかぁ〜

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(プロフ) - 葵さん» コメありがとうございます!評価に関しては全然気にしていないので、気に病まないで下さい!大丈夫です!寧ろいつも読んで頂きありがとうございます。此処まで辿り着くのに貴重なお時間を……まだまだ続きますが宜しくお願いします! (2022年5月27日 22時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新されたらすぐに見てます!評価は毎回10点にしているのですが、今更新している9作品名ではスクロールしていたら間違えて変な所の評価を押してしまいました。すみません。応援しています。頑張ってください! (2022年5月27日 1時) (レス) @page17 id: 45176a09e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年5月13日 21時

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