組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について９

３９０話、真っ直ぐでストレート ページ2

質も勿論大切だが、流石は男所帯と言うべきか
量がエグい
こりゃあ助っ人を求めるのも頷けた



「普段からこんなにエグい量なの？」
「えーっと、普段は少し少な目です…よっ」
「ん？意味深ですな」
「………今日は兄貴が居るんで…っ」



なるほど、通りで歯切れが悪い返事な事で……
後付けで「石田さん達も来てるってのもあるんですけど！！」っと言ったが若様で全部持っていかれてるから既に手遅れだ



「前から気になってたんですけど…Aさんって兄貴の何処に惚れたんですか？」
「…………とんでもない事を君は吹っ掛けてくるんだね」
「すみません…っ！」



５本目の人参に手を付けた頃
私の前で鳥もも肉と戦ってる？お兄さんに吹っ掛けられた質問に思わず前を向いてしまった
隣の山さんは爆笑してるからとりあえず足を踏んでやった



杏寿郎さんの何処に惚れた……か、



「んー、真っ直ぐなところ？」
「疑問系wwﾌﾞﾌｯ」
「山本、黙れ」



正直、自分でも余り真剣には考えたことはないが…


何を隠そうあの人は真面目に真っ直ぐなんだ
何がって？愛情表現が…ストレート過ぎる
くだらない悩みなんか直ぐにでも吹き飛ばせるほどに──



「あんなクソ格好いい人から口説かれて惚れない人とか居るの？」
「Aさんは時間の問題でしたからね〜」
「………。寧ろみんなは若様の何処に惹かれたの？」



「クソ格好いい」

「男前」

「男の憧れ」

「１日で良いから身体変わってみたい」



色んな情報提供ありがとうございます。


あはは〜っと笑い流してしまいたいほどに皆の兄貴大好き！アピールに火が着いて、話が盛り上がった


とりあえず、山さんにはヒヨコパンチをもう１発打ち込んでおいた

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