３５２話、大事なことは二度言う ページ12
美しきコン寿郎さんの肉体美 ( 妄想 ) に惚けて、つい目的を忘れかけていた
ニヤニヤしながらゴムの包装を切り、蛇口を捻る寸前のところで後ろからの温もりに手が止まった
「随分と楽しそうな遊びを始めるみたいだな？……そんなにナマでシたいのか？」
「…………え？一個で充分でしょ…っ？」
「ん？…Aがそう思いたいならそれでも構わないぞ？そう思いたいならな」
なんで、二回も言うの？？
一瞬、何を言っているのか理解に時間が掛かってしまった
一個で足りないなら……あれ？
「……杏寿郎さんって予備持ってますよね？」
「…まさかAからこんな素敵なお誘いがくるとは思いもしなかったからな……残念だが」(ウソ)
「そっか…なら今日は１回だけですね！よしっ！」
「こら！そう喜ばれると傷つくしぞ…それに足りなければフロントに電話すれば貰える」
冗談で喜んでみたが…
本当に傷付いたみたいで、少しだけムッとした表情を浮かべ
きつく抱き締める腕に力を込める杏寿郎さんに笑ってしまった
そんな杏寿郎さんを可愛く思いつつも、これで安心して遊べる好奇心に私は蛇口を捻る手を動かした
「…おぉっ！ぽよんぽよんっ！」
「……こんなくだらない遊び…よく思いつくな」
「結構有名な遊びですよ？一度やってみたかったし……投げてもいい？」
「何処に？」
「杏寿郎さんに」
「……やり返しても文句を言わないなら良いぞ？」
杏寿郎さんが投げたら、いくら耐久性に自信があるこの子でも割れそうだよね
そう言いたい気持ちを私は呑み込んだ
洗面台の中でむっちむっちに膨張したスライムのようなゴムを突っつけば面白いぐらいには弾力が凄かった
杏寿郎さんも呆れた声を上げてるものの、何度もスライムをつつく辺り…気に入ってるな？
キラキラ目を輝かせたつもりで聞いてみたが、まぁ拒否されましたよね
「──A、」
「！…あっ！忘れてた……杏寿郎さん待って！」
「……むっ、逃げられたか」
首筋をなぞるように口付けを落とされ、流される雰囲気に少しだけ震えた
未だに慣れない…っ！
杏寿郎さんには悪いが逃げるようにかわし、助走をつけて全力でベッドにダイブした
「うへへ〜っやっぱりやらな──ぎゃあ"あ"ぁ"ッ！！？」
「ふふっ、すまない！！勢いが余ってしまったな！」
華麗なるダイブに満足感を堪能していた矢先
背中から突然きた衝撃波と痛みに絶叫した
心臓が止まるより普通に痛いッ！！
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棗(プロフ) - 黒猫さん» んんッ！黒猫さんコメありがとうございます！！若様の『お嬢』呼び良いですよね！ヽ(´・`)ノ♡ 色っぽい声で言って貰いたい一心で、欲望のままに書いてみましたwいぇいっ (2022年3月29日 12時) (
レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 煉獄さんのお嬢呼びいただきました！最高です！！！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page16 id: 02ed9e584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2022年3月21日 8時
