３５１話、水風船 ページ11
「はへぇ〜〜こういう場所ってもっと毒々しいイメージだったけど…意外と普通！」
「ははっ！期待を裏切ってしまったか？」
人生初のラから始まってルで終わる場所
こう、ピンクの照明に照らされたピンクのシルクぽいベッドってイメージだったが──
そんな不純なイメージを覆すほどの純白の白とシックな黒ですよ奥さん
大人向けのカッコいいったらありゃしねぇ
「もしかしてこのベッドは回転する系のヤツだったり！？」
「……調べてみたらどうだ？」
「うっしゃ〜〜っ！！」
真っ先に目に付いた丸くて大きいふわふわなベッドに夢と期待を膨らませ、端から縁の裏側まで──
なんなら備え付けのティッシュさえもヅラしてみたが……まぁ、案の定ですよね
なんか、こう…謎の裏切れた感が凄い
虚ろな目で後ろへ振り向き、黒いソファーに足を組んで楽しそうに笑っている杏寿郎さんを見た
「…………。」
「…スイッチは見つかりそうか？」
「そんな機能なんて無いの知ってましたよね？」
「おや、無かったのか…それは残念だったな！」
「ほぉおおんっ？？」
とても分かりやすい励まし方ですねぇ〜！？
こうリモコン式のボタンがあって、速度調整で回転速度が上がる！
そんな期待を胸に捜索していた私の気持ちを返してほしいっ！！
備え付けの電話の横に綺麗にならべられた２つの可愛らしい？ブツに対して口を曲げて睨み付けた
水風船にして杏寿郎さんにぶん投げてやろうか…？
まぁ、ちょっとだけ興味があるにはあるので──１つだけこっそり盗って何食わぬ顔でガラス張りのとっても分かりやすいお風呂場に向かった
何を取ってもスケベぇの一言に尽きる…っ！
こんなガラス張りにする意味はあるのか？
素朴な疑問である
それに普通に広いし……
この角度から推しの湯浴み姿とか見たら堪んねぇだろうなぁ〜
下から覗き込むように、ぐわんっと上半身を下げてはガラス張りのバスルームを見たり
その場に体育座りをして、そこに推しを妄想変換する
熟練のオタクにもなれば、推しを脳内に召喚するぐらい朝飯前だ
それにしても──
「……下手なビジネスホテルより凄いなぁ」
「ただ泊まるだけのホテルと一緒にされては困るぞ？」
「…ぁ、」
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棗(プロフ) - 黒猫さん» んんッ！黒猫さんコメありがとうございます！！若様の『お嬢』呼び良いですよね！ヽ(´・`)ノ♡ 色っぽい声で言って貰いたい一心で、欲望のままに書いてみましたwいぇいっ (2022年3月29日 12時) (
レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 煉獄さんのお嬢呼びいただきました！最高です！！！ (2022年3月28日 23時) (レス) @page16 id: 02ed9e584d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗 | 作成日時：2022年3月21日 8時
