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その時、横から黒い斬撃が通りロータスの体をかすめた。
「…ヤミ…！」
「おっじゃま〜〜金ピカヘンテコ仮面マン」
黒い斬撃の魔法を使える者は一人しかいない。
黒の暴牛団団長のヤミだ。
「こんにちはダイヤモンドの副将さん。ところでウィリアムさんに何をしようとしてるんですか？？」
「Aも…」
「うわぁ」
そしてヤミに続いてAの風魔法がロータスの煙を吹き飛ばした。
仮にも飲み仲間に容赦がない。
Aにとって何よりも優先するのはウィリアムなので当たり前と言えばそうだが。
ヤミとAの姿を見てロータスは顔を青くする。
(あいったぁ〜〜…
まさか…あの時の彼が来るとは…しかも更に強くなっちゃってるし…あの子も魔法の相性悪いし…もうこれ以上オジサンをおいていかないでくれ)
ロータスがそんなことを思っているのは知らず、ヤミはウィリアムに話しかける。
「こりゃーひとつ貸しだなヴァンジャンス」
「助かったよヤミ、A。氣…というものか…凄まじいね…」
「で、そこのダイヤモンドの知らないオッサン。もう降参したら？」
「ウソ覚えてないの？」
ヤミはいつかの戦場でロータスと戦ったのだが、本人は記憶にないらしい。
ヤミの記憶を掘り起こそうと、ロータスはヤミに付けられた胸にある大きな傷を見せた。
「ほらこの傷だよ！」
「何でオッサンの汚ぇ胸見ねーといけねんだ。A絶対に見んなよ」
「見えないです」
「ヒドイなそこの金色団長！」
ウィリアムはちゃっかりAの両目を自身の手で隠してロータスの胸を見せないようにしていた。
有無を言わせないような微笑みで。
こういうことに関しての反応は速いようだ。
「(こりゃマジでヤバイね〜…でもここはダイヤモンド魂を見せて……)
撤退！！」
「思い切りいーね」
「………」
Aは「八輝将の誰かが“ダイヤモンド軍人に撤退の二文字は無い”的なこと言ってなかった？」と思ったが何も言わないことにした。
「…もう大丈夫そうですので、私は零れたダイヤモンド軍を捕まえてきます」
「頼んだよ」
Aが2人に敬礼をして、すぐに下へ降りて行った。
彼女が居なくなって辺りは静まり返る。
「さてと…イイ景色の場所で二人っきりになったところで…ちょっとお話でもしますかヴァンジャンス君」
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なな - こちらこそ、ありがとうございます。 (2019年12月1日 20時) (
レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - ななさん» 刺激的なお話ですね！書いてみます。ななさんリクエストありがとうございました。 (2019年12月1日 15時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエストです。夢主の義理の母が、来て夢主の結婚の話をしているところを、誰かが盗み聞きという話って書けますかね。 (2019年12月1日 13時) (レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 柚さん» 刀と驚きでほぼほぼ確定ですね！そうです鶴じいさんです。柚さんコメントありがとうございました！ (2019年11月16日 23時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 人生には驚きが必要だ…!まっまさか!鶴さん!?鶴丸国永こと鶴じいなんですか!? (2019年11月16日 23時) (レス) id: 441c37839d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年9月28日 0時
