正しさの証明 ページ28
黒の暴牛団が、白夜の魔眼よりも先に魔石を手に入れるべく海底神殿へ行った。
もちろんこれは極秘任務で、他の魔法騎士団は知らない。
無事任務を終えた彼らは魔法帝に報告しに、ヤミとアスタとチャーミー(あとフィンラル)は王都へ来ていた。
「＿＿なるほど…三つ目の眼…か………とりあえず遺体は解剖し生きている白夜の連中は尋問にかけてみよう」
「うす。ほいじゃコレ魔石」
ヤミが魔石を出した時、扉をノックする音がしてある人物が入った。
「失礼致します…ってヤミさん！アスタくんにチャーミーさんも」
「A先輩！？」
「私が呼んだんだ。Aは白夜の連中に狙われていたから聞くべきだと思ってね」
「イヤもう報告終わったんスけど」
「すみません…“呪い系の魔法図鑑”見てたら時間ギリギリになってました」
「Aには後で私から詳しく伝えておくよ。あとその本読み終わったら私にも見せて」
2人の魔法マニアっぷりは通常運転だった。
ヤミがユリウスに魔石を手渡したのを見たAは、当然極秘任務のことを知らなかったので目を見開く。
「ヤミさんそれ魔石じゃないですか！どこで入手したのですか？」
「海底神殿」
「海底神殿って確か強魔地帯だったはず…いやでもノエルの水魔法なら……あ、数日前は満月だったのでもしやその時に？」
「飲み込みが早くて助かる」
「スゲー全部当たってる！」
Aの言ったことは全て的を得ていた。
海底神殿はその名の通り、ラクエという地の海の底にある。
その場所は極めて危険な強魔地帯で、普通は人が易々と入れるところではない。
だがその海は満月の日が1番大人しくなる。
その日を決行日にしてノエルの水魔法で、黒の暴牛の団員達は海流に乗って魔石探しに行ったのだ。
“海底神殿”という言葉だけで、これだけのことを推測できたAは流石と言えるだろう。
「ご苦労だったね…聞いているだろうけど、ラクエで戦った騎士団員に多数の死傷者が出た…彼らも浮かばれるだろう………」
「………」
“多数の死傷者が出た”
ユリウスの言葉にAはぴくりと反応したが、手を強く握るだけで顔には出さなかった。
「君達黒の暴牛は1人の死者も出さずに今回の重大な任務を全うした…素晴らしいことだ…！」
ユリウスは彼らを褒め称えると、ヤミを見て昔を思い出した。
(君自身もまた…強くなったようだねヤミ…)
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なな - こちらこそ、ありがとうございます。 (2019年12月1日 20時) (
レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - ななさん» 刺激的なお話ですね！書いてみます。ななさんリクエストありがとうございました。 (2019年12月1日 15時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
なな - リクエストです。夢主の義理の母が、来て夢主の結婚の話をしているところを、誰かが盗み聞きという話って書けますかね。 (2019年12月1日 13時) (レス) id: 1a6326dc3e (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - 柚さん» 刀と驚きでほぼほぼ確定ですね！そうです鶴じいさんです。柚さんコメントありがとうございました！ (2019年11月16日 23時) (レス) id: 88d49bbab8 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - 人生には驚きが必要だ…!まっまさか!鶴さん!?鶴丸国永こと鶴じいなんですか!? (2019年11月16日 23時) (レス) id: 441c37839d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年9月28日 0時
