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この場を看破出来る方法は思いついた。
だがゴーシュの今の魔力では足りない。
「オイA！少しの間だけ時間稼ぎ頼む！！」
「女の子の扱いがなっていませんね！1分あれば十分でしょう！？」
後ろに子供達がいるので下手に大規模な魔法を使うわけにはいかない。
サリーのゲル魔法とバロの泥魔法に対応させる風を創ること自体は完了しているので、時間稼ぎ程度の魔法の発動は可能だ。
「あんまり遅いと私が倒しちゃいますよ！」
「分かってらァ！オイアスタ！！オレを見ろ！！」
そう言ったゴーシュは、前髪をかき上げて隠していた左目を露わにした。
ゴーシュの左目には魔導具がはめ込まれていた。
「鏡魔法 “ミラーズ・ブリゲイド”」
はめ込まれているのはおそらく鏡魔導具。
その効果は、対象者を鏡のようにそっくりそのまま増やすこと。
魔法をかけられたアスタは、数人数十人と増えていった。
「……行け」
「うおぉぉぉぉぉ！！！」
鏡魔法×反魔法
合体魔法 “ミラーズ・スラッシュ”
アスタの分身が泥の化け物を斬り続け、ついにはサリーと共に泥の化け物は倒れた。
無数の角度からの無数の斬撃は、泥の再生機能を停止させた。
「やったか！？」
安心したのも束の間、サリーは傷だらけにもかかわらず楽しそうに笑ってアスタを見る。
「すっ…ごぉ〜い！絶っっ対に今の力調べたぁ〜い！アスタぁ、君は僕のモノだよ〜？」
「ええええええ」
「風派生魔法のアナタもね〜！！」
「へぁっ！？えっと私は…私の魔導書はその…えっと、あ、アスタくんのモノです！！」←突然のことに混乱して頭が1回転した
「それも違う！！」
自分に話が振られてくるとは思わなかったのか、手当たり次第目の前にいた人物の名を言った。
彼女の言葉にアスタは心の底から否定した。
今この場に幼馴染がいなくて良かった、と思ったとか。(アスタ後日談)
「！オイA！後ろだ！」
「！」
倒したと思っていた安心から警戒が怠っていた。
氣で感じ切れなかったところを突かれ、無防備な状態のAに泥魔法の残滓が降りかかった。
相打ち覚悟で咄嗟にAは魔導書を開く。
が、予想していた衝撃は来なかった。
“彼”はAの肩に手を回して庇うような体勢になり、泥魔法に攻撃を放ってトドメをさした。
それなりに強力な雪の魔法だった。
「ネージュさん……」
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HANON(プロフ) - Amaneさん» 大正解です！母がよく韓ドラを観ていて、そのシーンと台詞が凄く印象に残っていたので使いたいと思っていたんです。Amaneさんコメントありがとうございました。 (2020年2月24日 21時) (
レス) id: cf411dd6ee (このIDを非表示/違反報告)
Amane(プロフ) - ウィリアム様カッコイイ〜！！そして主人公めっちゃ好みです！笑 所で王様の価値の話ってあの韓ドラが元ネタですよね！違ったらごめんなさい…もしそうなら、お話してみたいです笑 いきなりのコメント失礼します！ これからも応援しています！笑 (2020年2月24日 21時) (レス) id: 1a3aa9e49a (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - NONAMEさん» ノゼル団長は大体何やってもカッコいいから素敵ですよね！NONAMEさんコメントありがとうございました！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ノゼル様かっこいいいい!!こんなかっこいいノゼル様書いて下さってありがとうございます！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: c3aeec0d97 (このIDを非表示/違反報告)
HANON(プロフ) - いらとやさん» 投票ありがとうございます。私も誰にするか迷っていて、皆さんに決めていただきたいと思ってアンケートを作りました。これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年8月11日 8時) (レス) id: ed41bbef6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANON | 作成日時：2019年6月5日 19時
